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ポルシェがフルモデルチェンジ版 次期718ケイマン/ボクスターは「完全電動化され」EVとなって2024年に発表と公式に認める!開発中の新型バッテリーを搭載

ポルシェ718ボクスター

| 新型718ケイマンとボクスターはポルシェにとっての「第3のEV」に |

ただしその詳細についてはまだまだ情報が足りない

さて、ポルシェはピュアエレクトリックカー「タイカン」を発売しており、それに続くEVは「マカン」となることが確認されていますが、今回「第三のEVは次期718」だと公式にアナウンスされることに。

これはポルシェが電動化戦略の説明に際して触れたもので、次期718は2024年に発表されたのち2025年モデルとして販売が開始され、「バッテリー駆動のみになる」とのこと。

なお、マカンの場合は「現行のガソリンエンジン搭載モデル」と、「全く別のPPEプラットフォームを使用したエレクトリックモデル」との併売になるとされるものの、718ボクスター/ケイマンの場合は、現行モデルとの併売ではなく、完全に電動に切り替わるということになりますね。

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現時点ではあくまでも「予定」だが

この「2024年に次期718ケイマン/ボクスターをピュアエレクトリックで」という公式コメントにつき、現時点だとあくまでも「予定(計画)」にとどまっており、ポルシェCEO、オリバー・ブルーメ氏によれば「我々は新たなモデルで電気自動車攻勢を強めている。ここからの10年の半ばまでには、我々のミッドエンジン718スポーツカーを、全て電気自動車のみで提供したい 」。

ただし「予定」といえども限りなく実現性は高いようで、ポルシェは現在、セルフォースグループと高性能バッテリーセルを開発していて2024年に量産できる見込みであること、おそらく新型718ボクスターとケイマンの登場には「その新型バッテリーの実用化がが間に合うだろう」ともコメントしています。

ちなみにポルシェは以前に「新型バッテリーを開発しており、高性能モデルや限定モデルに搭載する」と発表していますが、新型718ケイマン・ボクスターに使用されるバッテリーはこの「(高性能車向けの)新型バッテリー」とは異なるバッテリーなのかもしれません(ポルシェのいう高性能モデルとは、918スパイダーあたりなのかもしれない)。

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新型718ケイマン、ボクスターはどんなクルマに?

そこで気になるのが新型718ケイマンやボクスターがどんなクルマになるのかということですが、おそらくは既に発表されている「ミッションR」によく似た車となるはずで、これはすでにポルシェが言及しているとおり。

ヘッドライトはタイカン同様の横長に、そして「ヘルメットルーフ」を採用し、リアには横一文字のLEDライトバーが採用されると考えていいのかもしれません。

Porsche-Mission-R (24)

ただ、エレクトリックパワートレインについてはまだわかっておらず、ミッションRに積まれていたのは「429psのフロントモーターと626psのリアモーターのセットアップにより(つまり4WD)、予選で1073ps、レース本番でで626psを発揮する」というハイパワーなもので、「将来のレーシングカーを研究するためのもの」だったため。

よって市販モデルでは後輪駆動化されたり(もちろん上位モデルでは4WDもありうる)、パワーも絞られることになるかと考えるのが妥当です。

Porsche-Mission-R (21)

そして、さらに考えねばならないのはその「性格」。

718シリーズの元祖である986ボクスターはもともと「プロムナードカー」として企画されており、つまり911がピュアスポーツ、そしてボクスターは「公道上での走りを楽しむ」という、ちょっとハードルを下げたモデルであったわけですね。

ただ、その後にハイパフォーマンスバージョンが登場し、981世代ではついに(モデルによって)公式ラップタイムが911を抜くなどその性質に変化が現れ、さらに現行718世代では「ケイマンGT4RS」というハードコアモデルも誕生しています。

一方の911だと、GT系ではさらにサーキット志向を強めつつ、ほかの911ラインアップではグランドツアラー志向への傾倒も見られ(これは世の中の要望でもある)、そしておそらくは「911サファリ(もしくはダカール)」と呼ばれるライフスタイル系911が登場する可能性も高く、911そしてボクスター・ケイマンともに、当初からそのキャラクターが変化してきている、ということに。

Porsche-Mission-R (22)

それを考慮すると、次世代718ケイマン・ボクスターともにさらなる変化があるとも考えており、それが「当初のプロムナードカーに戻るのか」「もしくはさらにサーキット志向を強めるのか」。

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ミッションRを見る限りでは、よりモータースポーツとの距離を縮めるようにも見え、しかし直近だとピュアエレクトリックカー(市販車)で競うメジャーなカテゴリは見当たらず、かつ(モータースポーツ志向は)ポルシェのメイン市場である中国ともマッチせず、よってミッションRは文字通りの「スタディ」であり、そこから次期718ボクスター・ケイマンに移植されるのは、あくまでも「デザインのみ」なのかもしれません。※中国でエレクトリック718のワンメイクレースを開催し、718とモータースポーツを結びつけようとする可能性も否定できない

ポルシェは自社による充電インフラも計画

なお、今回の発表にあわせ、ポルシェは「自社で独自の充電インフラを開発中」だとも発表。

つまりはテスラの「スーパーチャージャー」のようなものだと思われますが、すでに展開しているチャージングステーションを拡充するということなのかもしれません。

ただ、ポルシェブランドの充電ステーションは、未来的な外観の充電器を備えた単なる駐車場ではなく、EVユーザーにラウンジスタイルのアメニティを提供することを計画しているといい、ポルシェの副会長兼執行役員であるルッツ・メシュケ氏によれば、「充電だけでなく、顧客の利便性を高める方向を検討中です。そしてそれは、我々のクルマの電化だけでなく、クルマの先にあるカスタマージャーニーについても焦点を当てることが、我々にとって非常に重要なことなのです」。

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ポルシェがこういった「充電ネットワークの拡充」を図る理由としては、「2021年の生産台数のほぼ40%が何らかの形で電動化されている」という高い電動化比率、2025年までには電気自動車とPHEVが世界販売の50%を占め、2030年までに80%に引き上るという目標を掲げているためで、今後爆発的に増加するであろう「電動ポルシェ」の充電を不便なく行うためでもあるようですね。

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参照:Porsche

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