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相続したあばら家に時価3億円の希少車、フェラーリ250GTルッソが眠っていた。相続人や不動産業者もびっくりの大発見

2023/07/31

相続したあばら家に時価3億円の希少車、フェラーリ250GTルッソが眠っていた。相続人や不動産業者もびっくりの大発見

| 家は改装を終えて販売がなされ、そしてこのフェラーリ250GTルッソも別途売りに出されるもよう |

相続人はこの家にヴィンテージカーが収められているとは夢にも思わなかったようだ

さて、アメリカでは家を売るときに「家具や付属品までも一緒に売る」ことが一般的だといい、よって「前の家の持ち主のコレクション」「前の家の持ち主のペット」が家についてきたという例が珍しくはないそうですが、今回はなんと「時価3億円の、希少なフェラーリ250GTルッソがついてきた」という話が報じられています。

なお、このフェラーリ250GTルッソにつき、相続人や、販売を受託した不動産業者もその存在を当初把握しておらず、後になって「大発見」となったのだそう。

この家の相続人は「フェラーリ250GTが収められていることを知らないまま」相続

順を追って説明してゆくと、この家(とフェラーリ)のもともとの持ち主は「ロッキード・マーチンで働いていた 優秀な 科学者」であるデヴィッド・ダウンズ氏なる人物。

ただし同氏は残念なことに2022年に死去してしまい、3人の相続人が家を引き継ぐことになったのですが、この3人は家をそのまま不動産業者に委託して売りに出すことになるわけですね。

そして委託を受けたのが不動産エージェントのダナ・バンベイス氏とキンバリー・ウォード氏の2名で、家を売却するに際し家の状態や備品などをチェックする過程でこの1963年製フェラーリ250GTルッソを発見します。

Ferrari-250GT (6)

ガレージの中で埃にまみれたシートをかけられた状態であったそうですが、不動産業者はヴィンテージカーの専門家であるアンディ・グランディ氏を呼んで鑑定を依頼したところ、このフェラーリは紛れもない本物で、350台しか製造されなかったうちの1台であり、50年の間でわずかワンオーナー、そして完璧にレストアが施された状態だったことが判明します。

Ferrari-250GT (7)

相続人、そして不動産業者はもちろんこのフェラーリ250GTルッソがガレージの中にあること、故デヴィッド・ダウンズ氏がこのフェラーリを所有していたことを知らず、「なんてこった」状態だったと報じられており、もちろん家本体よりもこのフェラーリ250GTルッソのほうがずっと価値があることもわかって「二度びっくり」。

Ferrari-250GT (2)

フェラーリが収まっていた家はこんな感じ

そして現在はフェラーリが収まっていた家、そしてフェラーリともに販売の準備を進めているそうですが、家の方はこんな感じ。

「ビーチのすぐ近く」という非常に理想的な立地を持っており、現在はすでに改築済みなので非常にきれいです(敷地面積1,690平方フィート、2ベッドルーム、2バスルームだと紹介されている)。

Ferrari-250GT (5)

ちなみに改築前の家は「かなりひどい状態」だったといい、そういった家だからこそ、相続人も「まさかこの家の中に価値があるものなど残っていないだろう」と考えたのかもしれませんね。

Ferrari-250GT (4)

なお、ガレージは3台分が確保され、邸宅同様に改装済み。

Ferrari-250GT (3)

ガレージから発見されたフェラーリ250GTルッソを紹介する動画はこちら

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参照:The Sacramento Bee

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