| ある意味、グリーンをフェラーリのボディカラーに選ぶのは非常に勇気が要求される行為でもある |
ただしこういった「レッド以外の」カラーがどんどん増えていってほしいものではあるが
さて、スーパーカーストーカーを名乗るユーチューバー、Varryx氏がフェラーリ本社周辺を走るクルマたちの様子を捉えた最新動画を自身のYoutubeチャンネルへと公開することに。
今回の動画でもっとも興味深いのはこのプロサングエかと思いますが、明るいグリーンにイエローという、フェラーリとしては「非常に」珍しいボディカラー。
フェラーリに「グリーン」を選ぶ例はかなり少ない
なお、フェラーリは非常に幅広いカスタムが可能なことで知られますが、それでもグリーンを選ぶオーナーは1%に止まるといい、それはおそらく「フェラーリとグリーンとが歴史上にて結びつくことが少ないから」だと思われます。
というのもフェラーリオーナーの多くはフェラーリの歴史に対して非常に大きな敬意を払っており、よってカスタムを行う場合であってもフェラーリの持つ「ヘリテージ」の範囲内でカラーを選択することが大半であるため。
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そしてフェラーリのロードカー、レーシングカーにおいても「グリーン」が象徴的であった例がかなり少なく、よってグリーンとフェラーリとを結びつけることがある意味では困難でもあるわけですね。※フェラーリ創業当初、レーシングカーはナショナルカラーをまとうのが常であり、グリーンはイギリスのカラーでもあった
ただ数少ない例外の一つがデビッド・パイパーで、彼は「グリーンのフェラーリ」を駆り、生涯通じレースを戦い続けた人物です。
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そのほかフェラーリ本社付近ではこんなクルマが走っている
そしてVarryx氏はフェラーリ本社付近を走る様々なクルマを捉えていますが、こちらはアリタリアカラーをまとう一台。
これはおそらく、ラフェラーリ後継と言われるハイパーカーのプロトタイプ(なかなか偽装が薄くならない)。
ランボルギーニ・ウラカン含むスーパーカーの一団に・・・。
レーシングカーライクなカラーリングを持つF8トリブート。
これから顧客へと納車されるであろう812コンペティツォーネ・アペルタ。
トラックに載せられて輸送される296GTB。
これまでにもいくつかホワイトボディが輸送される例が目撃されていますが、今までは荷台に「むき出し」状態で載せられる例が多く、今回のようにカバー付きの車両に載せられる例はかなり珍しいと思います。
フェラーリ本社付近を走行するスーパーカーたちを捉えた動画はこちら
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