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ランチアが何の前触れもなくイキナリ新型イプシロンの内外装を公開。このクルマはある意味で「革命」を起こしそうだ

ランチアが何の前触れもなくイキナリ新型イプシロンの内外装を公開。このクルマはある意味で「革命」を起こしそうだ
LANCIA

| ステランティス傘下のブランドは現在どれも元気がいい |

とくにプジョー、アルファロメオ、ランチアには大きな期待を寄せている

さて、ランチアが何の前触れもなく新型イプシロンの画像と動画を公開。

このイプシロンは(現在)ランチア唯一のモデルであり、つまりランチアはここしばらくずっと「イプシロンだけで」頑張ってきたということになりますが、そのイプシロンが新しいデザイン言語をまとい、ついに新型へと切り替わるわけですね。

新型ランチア・イプシロン「偽装なし」の姿が目撃される。13年ぶりのランチアの新型車は「モダンなイタリアの家具」のようだった
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新型ランチア・イプシロンは「全てが新しい」

現在ランチアはステランティス(旧プジョー・シトロエン+フィアット・クライスラー)グループに属しており、ステランティスは少し前に傘下のブランドに対して「お金と時間」を与え、それによって各ブランドはリブートを行っている最中となっています。

この段階ではプジョーがエンブレムを変更して「上級ブランドへと移行する」と発表したほか、アルファロメオも「ドライバーズカーブランドを目指す」として方向性を大きく変更したばかり。

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加えていくつかのブランドではCEOやデザイナーも一新されており、ランチアも経営体制、そしてデザイナーがそっくりと入れ替えられています。

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そこでランチアはエンブレムやデザイン言語を一新し、その後はじめて発表される新型車がこのイプシロンということに。

ランチアが「これからの100年」を示唆する新エンブレムとデザイン言語を発表!ストラトスっぽいデザインも公開され、これは期待するしかない
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新型ランチア・イプシロンの見どころは非常に多い

今回の新型イプシロンは10年ぶりのフルモデルチェンジであることに加え、新しくランチアが生まれ変わったことを示すという意味もあり、従来モデルの印象が全く残っていないほどの変わりようですが、テクノロジーと高級感、高いデザイン性を感じさせるエクステリアを持ち、そして何といっても注目すべきはそのインテリア。

Lancia-Ypsilon (4)

ランチアはイタリアの高級家具メーカー「カッシーナ」とのコラボレーションを発表していて、そのインテリアのコンセプトを「イタリアの、上質でくつろげるリビング」に設定することで他ブランドとの差別化を図っており、そのモチーフには「円」を採用しています。

ランチアが新型コンセプトカーの最新ティーザー画像と概要を公開!「イタリアの居心地のいい家を再現する」←どうやらストラトスの復活ではなさそうだ・・・
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ちなみに今回画像が公開されたのは「イプシロン エディツィオーネ リミタータ カッシーナ」で、つまりはカッシーナとのコラボ色を強く押し出した限定モデル(初回限定バージョンかもしれない)だとされ、たしかにイタリアの家具のような、(ちょっとレトロな)ベロア風の生地を使用した「カネロニ パターン」シートを確認可能。

Lancia-Ypsilon (2)

センターにはワイヤレス充電器、そしてレザーで縁取られたトレイがあり、レザーには「Cassina」のロゴがエンボス加工されています(装飾ステッチも入る)。

Lancia-Ypsilon (3)

そしてダッシュボードの上部には「SALA」と記された円形のパーツがあり、これは文字通り「皿」のようだとオヤジギャグっぽいことを考えたりしてしまうものの、このSALAとは「Sound Air Light Augmentation」の略であり、ランチアが「我が社のテクノロジーの基礎」と表現するインフォテイメントシステムの一部を指しています(ランチアによれば、これにより車内の幸福感が促進されるという)。

新型ランチア・イプシロンはまずピュアEVとして発売され、ドライブトレーンについては明かされていないものの(同じステランティスグループのプジョー e-208 やオペル コルサ eと同様だと思われる)、一回の満充電にて約400kmの走行が可能であることが公開済み。

今後も正式発表に向けて様々な情報が公開されることになるかと思われ、随時アップデートしてゆきたいと思います。

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参照:LANCIA(Facebook)

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