>ランボルギーニ ■新型車・スパイフォト・ウワサなど

ランボルギーニ・ウラカン後継スーパーカー「テメラリオ」はランボルギーニの正当なDNAを備えているのか?カーデザイナーが検証してみた【動画】

ランボルギーニ・ウラカン後継スーパーカー「テメラリオ」はランボルギーニの正当なDNAを備えているのか?カーデザイナーが検証してみた【動画】

| 現時点ではランボルギーニ・テメラリオのデザインが明確になったわけではないが |

おそらくは過去の様々なランボルギーニのデザインを盛り込み、未来へと向かうデザインとなるだろう

さて、カーデザイナーを自称するユーチューバー、ベンブリ氏がランボルギーニ・ウラカン後継スーパーカー「テメラリオ」のデザインは”ランボルギーニの新型車としてふさわしいかどうか”を検証するという動画を公開。

もちろんテメラリオはまだ公式に公開されておらず、よってベースとして使用するのはcarwowの作成した(プロトタイプをベースにした)予想レンダリングです。

7

ランボルギーニがウラカン後継スーパーカー「LB634/テメラリオ」のパワートレーンを公開。V8ツインターボは10,000回転/800馬力、さらには3モーターを追加するPHEV
ランボルギーニがウラカン後継スーパーカー「LB634/テメラリオ」のパワートレーンを公開。V8ツインターボは10,000回転/800馬力、さらには3モーターを追加するPHEV

| 正直なところテメラリオのパフォーマンスはレヴエルトを超えるかもしれない | それにしてもランボルギーニは思い切った構成を採用したものである さて、ランボルギーニがウラカン後継モデル(LB634/テ ...

続きを見る

ランボルギーニ・テメラリオは正真正銘のランボルギーニである

そこで今回公開された動画を見てゆくと、まずはフロントフードのプレスラインに言及していて、中央の「ハの字」はカウンタック移行続くランボルギーニの伝統です。

6

カウンタックだとこう。

DSC04631

コンセプトSだといっそうこのラインが強調されていますね。

DSC04744

そしてハの字と組み合わせられて「V」のように見える形状はセスト・エレメントに顕著です。

DSC04734

フロントバンパー内のヘキサゴン形状を持つデイタイムランニングランプはエッセンツァSCV12と同じテイスト。

5

エッセンツァSCV12だとこんな感じですね。

L1360483

ランボルギーニの究極ハイパーカー、エッセンツァSCV12を見てきた!サーキット走行専用なのに細部はロードカー以上にオシャレだった
【動画】ランボルギーニの究極ハイパーカー、エッセンツァSCV12を見てきた!サーキット走行専用なのに細部はロードカー以上にオシャレだった

| まさかここまでエッセンツァSCV12の細部が芸術的に作られているとは思わなかった | 内外装はベースとなるアヴェンタドールに比較して「全くの別モノ」 さて、ランボルギーニデイ・ジャパン2021に展 ...

続きを見る

なお、フロントバンパー内の「ハの字」形状はウルス最新モデルであるウルスSE同様であり、これまでのデザインを更に進化させた”最も新しい”ランボルギーニのデザイン言語ということになりそうです。

4

ランボルギーニがプラグインハイブリッド・スーパーSUV「ウルスSE」発表。全方位に渡りウルスSを凌駕し、ヘッドライトは「雄牛の尾」にインスパイアされる
ランボルギーニがプラグインハイブリッド・スーパーSUV「ウルスSE」発表。全方位に渡りウルスSを凌駕し、ヘッドライトは「雄牛の尾」にインスパイアされる

Lamborghini | ウルスSEの最高出力は800馬力、0−100キロ加速は3.4秒、最高速は315km/hへ | もちろんランボルギーニのSUV史上最強最速、スーパーSUVのベンチマークを再設 ...

続きを見る

サイドから見てみると、フロントフードからリアにまで続く「一筆書き(ワンモーション)」もランボルギーニの伝統のひとつ。

ランボルギーニによると、サイドウインドウの天地(上下の高さ)の比率は車体の1/3に決められているそうですが、テメラリオでもおそらくはそれが守られているように見えますね。

なお、テメラリオは「プラグインハイブリッド」ということもあってレヴエルト同様にやや特殊な(これまでのガソリンモデルとは異なる)フロア構造を持つと考えてよく、もしかするとウラカンから数センチ前項が高くなるかもしれません。

3

参考までに、ウラカン設計時には(主にアメリカ市場から)もう少しルーフを高くしてほしいという要望が出たものの、当時のデザイナーであるフィリッポ・ペリーニ氏が断固としてこれを拒否し、ガヤルドと同様の全高を維持したと言われます。

ただ、レヴエルトの場合は上述の通りPHEVという特殊性に起因してフロアがやや高くなっているようでもあり、そのぶん全高が少しだけ上がってしまっていて、テメラリオでも同じことが起きる可能性を否定できません(ただし1.2メートルを超えるようなことはないだろう)。

ランボルギーニがアヴェンタドール後継、「LB744」V12スーパーカーの車体構造を公開!世界初の「フロントまで100%カーボン」構造を採用した新世代【動画】
ランボルギーニがアヴェンタドール後継、「LB744」V12スーパーカー(レヴエルト)の車体構造を公開!世界初の「フロントまで100%カーボン」構造を採用した新世代【動画】

| たしかにこんな「カーボンファイバー製モノコック」フレームは見たことがない | ランボルギーニは電動化時代にマッチした画期的なソリューションを編み出してきたと考えて良さそうだ さて、ランボルギーニは ...

続きを見る

なお、ベンブリ氏はテメラリオについて「(ウラカンよりも)ガヤルドに近い」と捉えているようですが、こうやって見るとたしかに(テメラリオは)ガヤルドを連想させるスタイリングを持つようですね。

10

そしてリアセクションを見てみると、やはりランボルギーニらしい「Y」モチーフに、レヴエルトやランザドールにも通じる「リアタイヤがガバっと見える」デザイン。

2

ランボルギーニ
「ランザドールでは、リヤタイヤがガバっと見えていますよね。あれはそう、カッコいいからです」。ランボルギーニ各モデルのリアタイヤが露出している理由が明らかに

| 加えて、車体をコンパクトに、そして軽快に見せる効果も期待できる | ランボルギーニ・ランザドールは実に色々なことを考えられつつデザインされていた さて、ランボルギーニは「初」となるピュアエレクトリ ...

続きを見る

この横長のリアグリルはガヤルドLP560-4を連想させるものですが、ウルスSEのリアグリルは実際に「ガヤルドLP560-4をイメージした」と説明されており、実際にレヴエルトでこれが再現される可能性も低くはないのかもしれません。

IMG_1496

ランボルギーニのデザイナーはマルチェロ・ガンディーニ、ルク・ドンカーヴォルケ、フィリッポ・ペリーニ、ミッチャ・ヴォルカート(これらの間にも数人)という変遷を経ていますが、いずれも相通じる特徴を維持しており、もちろんウラカン後継スーパーカーでもその伝統が貫かれることは間違いないものと思われます(とくに、現デザイナーのミッチャ・ヴォルカート氏はランボルギーニのDNAに忠実なデザインを行う人物である)。

1

ランボルギーニ・ミウラやカウンタック、そして様々な「時代に先んじた」クルマを世に送り出した伝説のデザイナー、マルチェロ・ガンディーニが亡くなる。享年85歳
ランボルギーニ・ミウラやカウンタック、そして様々な「時代に先んじた」クルマを世に送り出した伝説のデザイナー、マルチェロ・ガンディーニが亡くなる。享年85歳

| マルチェロ・ガンディーニほど多くのデザイナーに影響を与えた人物は他にいないだろう | その影響力はときにライバルを動かすまでの威力を誇る さて、イタリア国営メディアが報じたところによると、ランボル ...

続きを見る

ランボルギーニ・テメラリオのデザインを「検証」する動画はこちら

合わせて読みたい、ランボルギーニ関連投稿

ランボルギーニの2024年第1四半期は「過去最高」。そしてウラカン後継スーパーカーは今年後半に発表、この受注ペースだと一瞬で生産枠が埋まりそう
ランボルギーニの2024年第1四半期は「過去最高」。そしてウラカン後継スーパーカーは今年後半に発表、この受注ペースだと一瞬で生産枠が埋まりそう

Image:Lamborghini | ランボルギーニはウルスの販売台数を最大化することでスーパーカーの生産台数を制限し希少性を維持している | おそらくウラカン後継スーパーカーは「前代未聞の」パフォ ...

続きを見る

ランボルギーニが工場拡張用地周辺にてウラカン後継スーパーカー、ウルスPHEVをテスト中。ちょっと「やりすぎた」のか警察も出動【動画】
ランボルギーニが工場拡張用地周辺にてウラカン後継スーパーカー、ウルスPHEVをテスト中。ちょっと「やりすぎた」のか警察も出動【動画】

| おそらくはまず先にウルスPHEV、その後にウラカン後継スーパーカーが発売されることになりそうだ | なかなかウラカン後継スーパーカーの全容が見えてこない さて、おなじみスーパーカー系スパイビデオグ ...

続きを見る

ランボルギーニが「走行中にキャンバー角とトー角」を連続可変させるデバイスをテスト中。初期検証段階でもニュルを5秒速く走ることができ、ウラカン後継モデルに搭載か
ランボルギーニが「走行中にキャンバー角とトー角」を連続可変させるデバイスをテスト中。初期検証段階でもニュルを5秒速く走ることができ、ウラカン後継モデルに搭載か

| ランボルギーニはフォルクスワーゲングループに属するという性質上、アウディやポルシェなど他ブランドの技術にもアクセスできる | このシステムはポルシェの特許によく似ているが、その「一歩先」を行くよう ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ, ■新型車・スパイフォト・ウワサなど
-, , , , , ,