| 決定的に異なるのはボディ形状に内燃機関の有無、そして車体重量ではあるが |
意外なほどに両者のゼロヨンタイムは近かった
さて、いつも様々なドラッグレース動画を公開している英国のYouTubeチャンネル、carwow。
今回はランボルギーニ・レヴエルトとテスラ・モデルS プレッドという「ハイブリッドスーパーカーとハイパワーEV」という対決を実行しています。
なお、両者の共通点としては「3モーターを持つこと」「1,000馬力超の出力を誇ること」「4WD」という点ですが(意外と共通してた)、そのほかはボディ形状、パワートレーンなど多くの点での相違がある二車となっています。
ランボルギーニ・レヴエルトとテスラ・モデルS プレッドのスペックはこうなっている
そこで両者のスペックを見てみると、ランボルギーニ・レヴエルトはV12エンジンをミドシップマウントする2シーター、そしてエレクトリックモーターの一つは8速DCTに組み込まれて(ガソリンエンジンとともに)後輪を駆動し、前輪を駆動するのは2つのエレクトリックモーターです。
システム合計での出力は1,015馬力 / 1,076Nm、車体重量は1,772kg。
そして対するテスラ・モデルS プレッドは3モーターを搭載し、その構成はフロントに1つ、リアに2つ。
その出力はシステムトータルで1,020馬力と1,420Nm、車体重量は2,539kgですが、驚くべきはランボルギーニ・レヴエルトの1/4程度の価格にとどまること、そして4ドアセダンであり非常に高い実用性を持つことです。
ランボルギーニ・レヴエルトとテスラ・モデルS プレッドがドラッグレースを走ったらこうなった
そこで両者がドラッグレースを走った結果を見てみると、スタート時は重量差をものともせずにピュアエレクトリックパワートレーンを搭載するテスラ・モデルSがリードするものの・・・。
ゴール時点では両者ともに互角です。
これはエレクトリックモーターが高回転に弱いこと、反面ガソリンエンジンは高回転に強いこと、そしてなによりもレヴエルトが軽いことが関係しているのだと思われます。
参考までに、テスラ・モデルSプレッドの0−100km/h加速は(公称値で)2.1秒、ランボルギーニ・レヴエルトだと2.5秒。
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