| まさかここまでエッセンツァSCV12の細部が芸術的に作られているとは思わなかった |
内外装はベースとなるアヴェンタドールに比較して「全くの別モノ」
さて、ランボルギーニデイ・ジャパン2021に展示されていたハイパーカー、エッセンツァSCV12。
アヴェンタドールのコンポーネントを使用しながらもサーキット走行のみに焦点をあわせて開発されたクルマで、40台のみが限定にて生産されます。
搭載されるエンジンは6.5リッターV12、出力は830馬力で、このエッセンツァSCV12購入者は「エッセンツァSCV12クラブ」に加入することができ、ランボルギーニ本社に設置される専用格納庫に車体を保管可能となるほか、アプリを使用して24時間通じ、自分のクルマを確認できるとアナウンスされています(そして格納庫は、それぞれのクルマ専用にカスタムされる)。
-
ランボルギーニ史上最強!830馬力を発生する自然吸気V12エンジンを積むハイパーカー、”ESSENZA(エッセンツァ) SCV12”発表
| 購入者は”専用ガレージ”を利用可能 | ランボルギーニが先日より予告していたニューモデル、”ESSENZA”SCV12をついに発表。これは行動走行不可、サーキット走行オンリーの限定ハイパーカーで、 ...
続きを見る
エッセンツァSCV12はこんなクルマ
そしてこちらが展示されていたランボルギーニ・エッセンツァSCV12。
専用のエアロパーツを身にまとい、発生するダウンフォースはなんと1,200kgと言われます。
メインとなるボディカラーはスクアドラ・コルセのイメージカラーでもある「ヴェルデ・マンティス」。
エッセンツァSCV12の細部は芸術品のようだった
そしてエッセンツァSCV12の細部を見てみたいと思いますが、「まるで芸術品のようだな」というのがその印象。
ドミラーはステーともども専用の形状を持ちますが・・・。
まるでオブジェのようにアーティスティック。
ボディパネルはカーボン製ですが、カーボンファイバーの織柄がそのまま生かされている部分、そしてペイントされている部分とに別れます。
ちなみにこういったカラーリングは塗り分け、ハイライト、グラフィック含めてすべて「ペイント」にて再現されることに。
ウイングの端はこんな形状。
テールパイプまでアーティスティック。
テールランプは細長い六角形。
リアアンダーにもエアロフリック。
こちらは給油口。
リアフェンダー内にはラジエターが内蔵されます。
サイドステップには大きなウイングレット。
前後フェンダーは直進性を向上させるためと思われるフィンが設けられています。
タイヤ・ホイール、ブレーキシステムはもちろんレース用。
フロントフードの奥は「ほぼ全面」ラジエター。
フロントライトは「六角形」。
フロントのエンブレムはデカールやペイントではなく、ほかのランボルギーニと同様の立体式です。
ウインドウはもちろんアクリル板ですが、それを固定するビスがなんともスタイリッシュ。
ドアハンドル等オープナーは独自形状へ(これらのデザイン性も非常に高い)。
ランボルギーニ・エッセンツァSCV12のインテリアはこうなっている
そしてこちらはエッセンツァSCV12のインテリア。
エクステリア同様、インテリアも完全にオリジナルデザインを持っており、ドアを開けて目に入るのはこの「異常に高い」サイドシル。
なお、エッセンツァSCV12は「ロールケージを持たずにFIAの定める強度要件を初めて満たした」クルマだとされますが、そのぶんガッチリ補強されているようですね。
レーシングカーなのにエアコン吹出口は非常にオシャレ(これだけでもオブジェとして通用しそうだ)。
ステアリングホイールのセンターにはメーター内蔵。
これはスタートボタン?
センターコンソールにはスイッチ類。
シートはもちろんフルバケットです。
その他の画像はFacebookのアルバム「エッセンツァSCV12」に保存中。
会場にてランボルギーニ・エッセンツァSCV12を見てきた際の動画はこちら
合わせて読みたい、ランボルギーニ・エッセンツァSCV12関連投稿
-
ランボルギーニ・エッセンツァSCV12が「スチール製ロールケージを持たずにFIAのハイパーカー規定をクリア」した第一号に。強固なカーボンセルが貢献
| もろもろの事情を鑑みるに、ランボルギーニはやはりエッセンツァSCV12でル・マン24時間レースに出たかったようだ | もしくは、レーシングカー開発中に「レースに出場できなくなった」ため、エッセンツ ...
続きを見る
-
【動画】ランボルギーニ エッセンツァSCV12を購入するということは「体験を手にすることである」。その詳細、数々の特権が紹介
| スーパーカーメーカーは「クルマ」ではなく「特別な体験」を売る時代に | さて、ランボルギーニは7月にサーキット走行専用ハイパーカーとして「エッセンツァSCV12」を発表していますが、今回はその詳細 ...
続きを見る