| モナコの魅力はやはり「モータースポーツと直結」という歴史的背景にある |
もちろん独特の角形ケースにサブダイヤル形状もモナコを形成する重要な要素である
さて、F1モナコGPの開催にあわせてタグ・ホイヤーがモナコの新作を3つ発表(タグ・ホイヤーはF1との関わりが深く、F1に関連したモデルを発売することが少なくない)。
まずひとつは「タグ・ホイヤー・モナコ・クロノグラフ(CBL2188.FT6261 / 1,413,500円)で、サンドブラストに加えDLCコーティングが施されたグレード2チタンケース(41ミリ)を持ち、テーマカラーは「ダークブルーにイエロー」。
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タグ・ホイヤー・モナコ・クロノグラフ”ダークブルー”はこんなディティールを持っている
そこでこのタグ・ホイヤー・モナコ・クロノグラフについてもう少し深く見てみると、ダイヤルはスケルトン、ムーブメントは自社製のTH20-00。
ちょっと興味深いのは「TAG HEUER」エンブレムが立体仕様となっていることで、これは今までのモナコではあまり見られなかった意匠なんじゃないかと思います。
ケースバックもスケルトン、巻き上げローターもブラック、そしてやはりムーブメントにはイエローのアクセント入り。
ストラップはカーフレザーとラバーとのコンビ、そしてブルーのステッチが入ります。
バックルもマットブラック、そしてタグ・ホイヤーのシールドが刻まれるフォールディング式(プッシュボタン付き)。
タグ・ホイヤーはさらに新作「モナコ」を追加
そしてタグ・ホイヤーはさらに新作モナコを2モデル追加しており、こちらは「タグ・ホイヤー モナコスプリットセコンド クロノグラフ(CBW2181.FC8322 / 16,720,000円)。
非常に高価な一本ですが、「ご希望の方のみ」に提供するとされ、つまりは受注生産ということになりそうです。
ケースはチタン(グレード5にDLC加工)、そしてクロノグラフ針はレッド仕上げのラトラパンテ。
ムーブメント(キャリバーTH81-00)にもグレード5のチタンが使用され、一部にはモータースポーツを意識した”チェッカー”パターンも。
なお、ケース表裏のサファイアクリスタルにはファセットカットが施されており、文字盤側だと「凹凸」が設けられるなど、その価格を正当化すべく様々な趣向が凝らされています。
「Dバックル」形状を採用し、しかしプッシュボタンによる開閉式です。
そしてもうひとつは「タグ・ホイヤー モナコスプリットセコンド クロノグラフ(CBW2182.FC8339 / 16,720,000円)」で、やはりケース素材はチタン(41ミリ)、そして受注生産モデルです。
タグ・ホイヤーによると「1969年に発表された初代モナコへのトリビュート」。
リューズ、プッシュボタン、ケースには「ブラシ仕上げとポリッシュ仕上げ」がうまく使い分けられており、見る角度によって様々な表情を見せてくれそうですね。
やはり見るからに加工品質が高そうなフォールディングDバックルを採用していますが・・・。
ちょっと残念なのは「針」のエッジ部分における加工が今一つに見えることと「厚い」こと。
通常のモナコの10倍という価格を考慮すると、ここはもう少し配慮が欲しかったところである、と考えています(この他の部分、たとえばケース、風防、ムーブメントなどにはしっかりと通常版モナコとの差別化ができているだけに、針の残念さが一層目立ってしまう)。
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参照:TAG HEUER