今度は日産180SX。リフトアップにオーバーフェンダー、プッシュバー装備のハードコアな「オフローダーカスタム」が販売中【動画】

｜　そういえば今まで日産180SXのオフローダー化は見たことがない　｜

出力不明なるも、カスタム内容を見るにけっこうなパワーを絞り出しそう

さて、先日は「オフロード仕様にコンバートされた日産R32スカイラインGT-R」を紹介しましたが、今回登場するのは（S13）180SXをオフローダーへとコンバートした車両。

180SXの改造車自体は珍しくはないものの、そのほとんど（全てに近い）はサーキット走行もしくはドリフト仕様であり、こういったオフロード向けのカスタムがなされることは非常に稀だと思います。

一方でマツダ・ロードスターのオフロード仕様は珍しくない

その一方、同じく日本を代表するFRスポーツカーであるマツダ・ロードスターだと、オフロード仕様へのコンバージョンは珍しくはなく、実際にこれまでにもライトからヘビーまで多数の「オフローダー化」が見られます。

こういった事情を見るに、なぜこれまで180SXやシルビアのオフローダーが殆ど出てこなかったのかはナゾですが、この実車を見るに非常にクールに決まっており、今後は同様のカスタムが登場することになるのかもしれません。

なお、この車両は現在米中古車サイトにて販売中で、しかし「180SX」という名称から分かる通り”日本仕様”として生産されたクルマであり、それがのちに米国へと渡ったようですね。

そしてチューニングの内容は幅広く、カスタムエキゾースト、ワンオフによるサスペンションキットにプッシュバー/チューブバンパー、15インチサイズのビードロック付きオフロードホイールに30インチのBFグッドリッチ製オールテレーンタイヤ、さらに・・・。

アフターマーケット製のエアインテーク、ヘッドライト/テールライト、アディショナルランプにロケットバニー製オーバーフェンダーなど。

そのほかバンパーカットや大型インタークーラーの追加（出力は不明）、そしてグレーへのオールペンなど非常に多岐にわたります。

ちなみにインテリアのカスタムは「最小限レベル」であり、アフターマーケットによるシートカバーやステアリングホイール/シフトノブ、そのほかはパナソニック製ヘッドユニット、ETCカードリーダー（もちろんアメリカでは使用できない）といったところにとどまります。

現在の価格は85万円ほど、価格はぐんぐん上昇中

この180SXはオークション形式にて販売されており、現在の価格は（5日残して）6,180ドル（現時点での為替レートだと約85万円くらい）にまで上昇していますが、多くのコメントが入っているところを見ると注目度はかなり高そう。

なお、走行距離は103,700マイル（約166,900kmくらい）、ダッシュボードには衝突事故の際に入ったクラックがあるというので、程度としてはさほど良好ではないのかもしれませんが、「遊び」用のクルマとしては非常に良い選択肢であるとも考えられます。

比較的人気の高い180SX（北米だと240SXとしてエンジン違いで販売されていた）、そして日本仕様、さらに人気のマニュアル・トランスミッションということもあり、落札時には驚くような価格を記録する可能性もありそうですね。

なお、いつも思うのですが、こういった「スポーツカー」につき、車高を落とすのではなくリフトアップしたとしてもそのカッコ良さが損なわれるわけではなく、となるとスポーツカーのカッコよさは「車高」ではなく、そもそものスタイリングにあるのかもしれません。

加えて、オフロード走行もひとつの「スポーツ走行」であると考えると、こういった「リフトアップされたスポーツカー」の存在についてもすんなり受け入れる事ができるように思います。

この日産180SX「オフローダー」を紹介する動画はこちら

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参照 / Photo：Northeast Auto Imports, Cars&Bid