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トヨタ・ランドクルーザー、レクサスLXにリコール届け出。「ニュートラルに入れても車両が動いてしまう」「サラウンドビューカメラが正しく表示されない」

トヨタ・ランドクルーザー、レクサスLXにリコール届け出。「ニュートラルに入れても車両が動いてしまう」「サラウンドビューカメラが正しく表示されない」
国土交通省

| いずれもこれに起因する事故はなく、プログラムの更新にて問題解決 |

トヨタ/レクサスにしては珍しい「制御ミス」

さて、トヨタがランドクルーザー(ランクル300)、レクサスLX600、カローラクロスの3車種にリコールを届け出。

内容としては2件あり、製作期間だと令和3年3月24日~令和6年1月15日、対象となるのはあわせて32,948台だと報告されています。

問題の内容としては1つ目がトランスミッション(ランクル300が該当)、2つ目だとパノラミックビューカメラ(レクサスLX600、カローラクロスが該当)で、1つ目の問題発生はゼロ、しかし2つ目は28件の事例が実際に発生しているようですね。

ランドクルザーでは「ニュートラル」に入れてもクラッチが切れないことも

そこでそれぞれの内容を見てみたいと思いますが、1つ目の問題の詳細は以下の通りで、修正に関しては「対策プログラムに書き換える」ことで解決するのだそう(この問題は海外市場からの報告によって明らかになっている)。

自動変速機(トランスミッション)において、多板クラッチのディスク形状および駆動伝達に関する制御の検討が不十分なため、ニュートラルレンジにシフトした際にクラッチが切り離されないものがある。そのため、駆動力が伝達され、ブレーキペダルが踏まれていないと車両が動き出すおそれがある。

国土交通省

パノラミックビューカメラでは「映像が映らない可能性」

そしてもうひとつの「パノラミックビューカメラの問題」についてですが、問題の内容としては以下の通りで、こちらの修正に関しても対策プログラムのインストールにて解決するそうですが、つまるところ1つ目の問題とともに「物理的(設計や製造上の)問題はなく、問題は制御のみによる」ということになりそうです。

このあたり、近年の自動車の制御が複雑になっているがためにリコールが増加している、というレポートを裏付けるかのようですね。

②パノラミックビューモニターにおいて、制御プログラムが不適切なため、カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できないことがある。そのため、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しないおそれがある。

国土交通省
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参照:国土交通省

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