｜ サイズが大きく装着感に優れない腕時計がある一方、いかに大きくとも腕にフィットする腕時計がある ｜
色々な腕時計を身につけると、そのブランドの考え方が伝わってくるようで面白い
さて、実際にぼくが腕時計を身に着け、その印象を語る第二弾。
まず上の画像はウブロ オーシャノグラフィックというモデルで、ケース直径は48ミリという特大サイズの腕時計であり、リュウズやプッシュボタンが突出しているということもあってかなり無骨な印象を与えることに。
そのぶん他の人の目にもつきやすく、かなりの確率で（身につけていると）腕時計の話題になることが多い存在です。
特にこのモデルはゴールドなので異常に重く、よって装着感も優れない（重量バランスが悪く腕の上で安定しない）という1本ではありますが、何故かボクはこのシリーズが大好きで、このゴールドの他、チタン、そしてカーボン製も所有しています（カーボン製であってもかなり重い）。
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存在感という点ではオーデマピゲも負けてはいない
そして「存在感」という点でウブロにひけを取らないのがオーデマピゲ（その方向性が異なるので、本来は比較すべきではない存在ではあるが）。
こちらはまず42ミリのロイヤルオーク・オフショアダイバー。
ケースやストラップのフィット具合は「まずまず」で、さほど違和感を感じないという装着感です。
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こちらは43ミリのロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ。
個人的には「ギリでイケる」という装着感ですが・・・。
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44ミリのロイヤルオーク・オフショアクロノグラフになるともう「デカすぎ」。
こちらもやはり44ミリのロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「プライド・オブ・ジャーマニー」。
もう完全に腕から（物理的に）浮いているという状態で、ラグ裏面と腕との間にはけっこうな隙間がありますが、おそらくは多くの人がこのサイズに適応できなかったものと思われ、よって現在では1ミリ小さい「43ミリ」へと移行しているのだと思われます（43ミリ版のロイヤルオーク・オフショアクロノグラフはリューズガードもスマートになっており、数字以上にコンパクトでエレガントな印象を受け、かつ装着感も大きく改善されている）。
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ちなみにこの42ミリ版のロイヤルオーク・オフショアクロノグラフは比較的（オフショアクロノグラフの中では）身につけやすく、かつ流通価格も低めなのでオススメの選択肢。※ムーブメントがジャガー・ルクルト時代のものであればもうひとつ安価で手に入る
なお、オーデマピゲの腕時計（ロイヤルオーク）には、この8角形ベゼル、そしてケースとブレスレットとをつなぐ片側2個のパーツによって排他性がもたらされていると認識しており、「どの角度から見ても、ソレとわかる」アイコン性を持っているため、実際に身につけていると多くの人から注目されることが多いように思います（けっこう視線を”腕に”感じる）。
まだまだ「個性強め」の腕時計も
そして「押し出しが強い」腕時計の代名詞が「ゴリラウォッチ」。
このゴリラウォッチはオーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアシリーズのプロデューサーとデザイナーが立ち上げたブランドであり、そのため多くの点でオーデマピゲとの共通性がありますが、その押し出しはオーデマピゲ以上かもしれません。
このファストバックGT（バンディット）のケース直径は44ミリではあるものの、明らかにそれ以上の存在感を放ちます。
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こちらはやはりゴリラウォッチ「サンダーボルト」。
相当に強烈なプレゼンスを持つ一本で、その生い立ちも含め、ゴリラウォッチのユーザーにはオーデマピゲのオーナーも多数存在するもよう。
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現在は物騒な世の中なので、オーデマピゲの腕時計を気軽に着用することがためらわれるシーンもあるかと思いますが、そういった場合でもこのゴリラウォッチであれば気軽に着用でき、かつ自尊心が損なわれることもないかもしれません（いわゆるセカンドウォッチ、リゾートウォッチ的な感覚）。
加えて、様々なカラーのストラップが別売にて用意されており、ストラップの付替えにて表情の変化を楽しめるのもひとつの美点であり、これもやはり「身につけていて楽しい」腕時計だと認識しています。
同じG-SHOCKでもこんなに違う
なお、アイコン性が高い腕時計というとG-SHOCK。
こちらはブラックとサテン仕上げのゴールドがエレガントなガルフマスターで、そのケースサイズは44.9×55.8ミリ。
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次はフロッグマン（ヤドクガエル）。
56.7×51.7ミリという、Gショック中でも最大級のサイズを誇ります。
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同じスクエアでもコンパクトなGMW-B5000TVA。
ただし数字上のケースサイズは49.3×43.2ミリと小さくはなく、しかし薄い（13.2ミリ）こと、ラグに相当する部分が腕のカーブにフィットするようにラウンドしていることからそう感じるのかもしれません（印象的には39ミリくらい、という感じ）。
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こちらもデカ厚なレンジマン「DPR-B1000」。
60.3ミリ×57.7ミリなので、こちらもG-SHOCKの中では「最大級」ということになり、かつ（スマートウォッチなので）ディスプレイ面積を最大化しているため、さらに大きく感じます。
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こちらは最新レンジマン、GPR-H1000。
相変わらずケースサイズは60.6×53.2ミリと大きく、しかしケースの樹脂部分（イエローの部分）の左右が小さくなったこと（代わりに金属製の別体ボタンガードが装備される）、さらにはケースの縦横方向が腕のカーブに沿うよう傾斜がつけられていることからフィット感が向上し、全体的な視覚的重量が大きく低減されているように見えます。
そのため、実際の数値よりもかなり小さく見えるという印象があり（45ミリくらい）、開梱した瞬間も「思ったよりも小さい・・・」と感じたほど。
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そう考えると、数字以上に大きく見える腕時計、逆にそうでない腕時計、大きくても装着感に優れる腕時計やそうでない腕時計が存在するということになり、このあたりが腕時計の奥深さということになりそうですね。
なお、G-SHOCKは実用時計であり、様々な条件下で様々な用途に供されることを前提に設計されているのだと考えられ、そのためにバンドまでも含めてが「その製品」だと捉えられているように思います。
そのため、モデルによってバンドの形状や素材などが異なり、水中で使用されることが多いモデルだと「排水を促す構造」が採用されていたりするのですが、こういったこだわりがG-SHOCKのG-SHOCKたるゆえんであり、他の腕時計メーカーが「一矢報いることすらできない」圧倒的な強さを誇る理由なのかもしれません（G-SHOCKの開発チームはとんでもないオタク集団なのだと推測）。
そしてこちらはカシオークことGM-2100。
ケースサイズは 49.3×44.4なので意外と大きな腕時計ということになるものの、ラグの角度やバンドの角度が「腕にぴったりフィットするよう」設計されており、かなり装着感に優れるという印象です（重量があるにもかかわらず歩きやすい靴も存在するので、腕時計であっても重量やサイズによらず身に着けやすいものがあってもおかしくはない）。
実際のところ、この2100系は非常に人気があり、様々な派生モデルが誕生しているので、「いい腕時計」だと考えて間違いないかと思います。
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参考までに、オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアころのグラフ（44ミリ）と並べるとこう（両者とも同じくらいのサイズに見える）。
々な腕時計を実際に身に着けてみた動画はこちら
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