| 腕時計は数字だけで語ることはできず、やはり身に着けないとわからないことが多い |
さらにその「存在感」はますます数値だけでは語れない
さて、腕時計とは不思議なもので、それ単体を見ると格好良く見えても、実際に腕に巻いてみると「イマイチ」なことが多々あります(スニーカーでも同様のことが言える)。
ぼくの場合、「パネライ」「(ケースやストラップが)白い腕時計」は非常に魅力的に目に映るものの、それらを身につけて鏡を見ると全く似合っていないことがわかり、そこからは「パネライ」「白い腕時計」からは縁遠い生活を送っています(そのほかにも、まだ気づいていないだけで似合わない腕時計がたくさんあるものと思われる)。
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実際に色々な腕時計を身に着けてみるとこんな感じ
そこでぼくが様々な腕時計を身に着けた状態をここで公開してみたいと思いますが、あわせてざっと印象も述べてみることに。
まず一番上の画像はオメガ シーマスター ダイバー300M 007 エディション(Ref.210.90.42.20.01.001)で、ケース直径は42ミリと比較的大きな部類ではあるものの、厚さがさほどない(公式に厚みについてのデータが公表されていない)ためにまだ使いやすい部類であると思います(ラグとベゼルが張り出しておらず、むしろ絞り込まれているために袖への収まりもいい)。
そしてこちらは純正NATOベルトに交換したバージョンで、適度な存在感が程よいように思います。
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こちらはケース直径40ミリのブライトリング・オールドナビタイマー(A1332)。
正直、あまり馴染めなかった腕時計の一つです。
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ジュエラーやファッションブランドの腕時計は「身につけること」を考えてデザインされている
こちらはカルティエ パシャC メリディアン。
35ミリという小ぶりなサイズではあるものの、さすがにジュエラーだけあって高いレベルのデザインと仕上げを持ち、カボション仕上げのリュウズと相まって存在感抜群の一本。
なお、カルティエは新しい「タンク」にてケースとブレスレットとの一体感を強め、これによって「腕時計というよりは(アクセサリーとしての)ブレスレット」という方向性を強めていて、ムーブメントを重視する(そして一部ではブレスレットを”付属品”として軽視する傾向のある)一部の老舗腕時計メーカーとは大きく異なるところ。
そのため、「身につけていて楽しい」と感じる腕時計でもある、と考えています(やはり、身につける人を引き立てるべくデザインされているのだと思われる)。
そしてこちらもカルティエ「カリブル・ドゥ・ダイバー」。
ケース直径は42ミリなのでかなり大きめ、加えてベゼルが張り出しているのでさらに主張が強く、しかしこちらもカルティエならではのエレガントな作りを持っていて、やはり身につけていて楽しいと感じる一本です。
こちらもファッションブランドに分類されるシャネル「J12」。
38ミリという絶妙なサイズ、そしてベゼルやラグ、ブレスレットに丸みを持たせているので”袖に引っかかりにくく”、かつ素材も研磨されたセラミックなので摩擦抵抗が低いのか「すっと袖に収まる」ために使い勝手のいい一本だという認識です。
こちらもやはりケースとブレスレットとが同時にデザインなされており、バランスよくスタイリッシュに仕上がっていることが大きな特徴ですね(こういった理由もあり、ぼくはファッションブランドが発売する腕時計が大好きである)。
参考までに、J12のブレスレットは「バックルレス」であり、これもオシャレさを意識したものだと思われますが(パシャも同様である)、さらにシャネルの場合は「爪に施したネイルが剥げないよう」考慮された操作系が用いられていることが特筆すべき点で、こういった配慮がロングセラーに結びついているのだと考えています。
ファッションブランドの腕時計というと「ブランド名だけで売ってるんだろ・・・」という向きも多いものの、多数の競合が存在する現代では「ブランドバリューだけ」では生き残れず、長く愛される製品にはそれなりの理由がある、ということですね(ファッション系ブランドの腕時計で成功した例だとシャネルとカルティエくらいであり、グッチやディオール、ヴェルサーチェなども成功には至っておらず、いかにそのネームバリューが高くとも、腕時計ビジネスで成功することは容易ではない)
そしてこちらはタグ・ホイヤー「s/el」。
今となっては珍品に属するかもしれませんが、当時としては珍しい「ケースとブレスレットとの一体感」を持たせたデザインそして構造を持っており、その薄さ、エッジを落としたケース(39ミリ)やブレスレットによって「腕に張り付くかのような」軽い装着感を持っています。
もうひとつ珍品ついでに「セイコー・エアプロ」。
ぼくがセイコーブランドにおいて唯一評価しているシリーズであり、あわせて16本を所有していますが、いずれもポンプやストラップなどが加水分解にて崩壊しており、セイコーのパーツ在庫が尽きたために修理も不可能(もう身につけることもできない)。
その存在感は比類なく、腕に巻いていると「何着けてんの?」とよく聞かれたことが懐かしく思い出されます。
ちなみにぼくはデジタル時計が大好きで、こちらはスント・エレメンタム(44.7ミリ)。
比較的絶妙なサイズ感を持っており、装着感も悪くはないのですが、とにかくバッテリーの消耗が早く(1年くらいで切れる)、そしてその構造上、(コアとは異なり)容易に電池交換ができないため、現在は電池切れのまま保管中。
さらにファッションブランドの腕時計だと「ルイ・ヴィトン・タンブール・レガッタ・クロノグラフ」。
44ミリという大きなケースサイズではありますが、ケースの上の方(つまり文字盤の方)に向けてフジツボのように狭くなっており、かつベゼルに相当する部分が狭いので(べゼルレスに近い)まだ使いやすい部類です。
ちなみにこちらは46ミリサイズの「タンブール ダミエ コバルトV クロノグラフ46」。
さすがにデカいという印象ではあるものの、ラグが小さく腕に沿うようにカーブしているため、意外と装着感は良好です。
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こちらは完全に「ベゼルレス」であり、かつ風防が丸くカットされているために長袖着用時にも「袖に引っかからない」のがいいですね。
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