｜ ボクはG-SHOCKを高く評価しており、かつ全幅の信頼を置いている ｜
ここまでこだわりが詰まった腕時計もそうそうない
さて、フロッグマン30周年記念限定モデル、「GWF-A1000APF（137,500円）」を購入。
今年はG-SHOCK（ジーショック）40周年という節目の年ではありますが、同時にこのフロッグマンも30周年を迎えており、その記念モデルとして登場したのがこの通称「ヤドクガエル」。
初代フロッグマンが持つデジタル文字盤ではなくアナログで登場した理由は不明ではありますが、立体インデックスや針といった”アナログならでは”のパーツのカラーリングをうまくアレンジすることによって印象的な仕上がりとなっています。
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30周年記念限定フロッグマン、GWF-A1000APF-1AJRはこんな仕様を持っている
そこでこの30周年記念限定フロッグマンを見てみると、まずアウターベゼルはこんな感じで「透明」。
おそらくは南米に生息するヤドクガエルの皮膚（の粘膜）を再現したものだと思われます。
その下のブラックとレッド、そしてブルーはカーボンファイバーの積層パーツからの削り出しで、リシャール・ミルの腕時計に採用されているものと同様の素材ですね（もちろんカーボンファイバーのグレードは異なるはずですが）。
ちなみに、この「柄」はどの部位から削り出すかによって異なり、よって一本一本違うパターンを持つと言われているものの、実際にはいずれの固体も「ほぼ同じ」となっているもよう。
プッシュボタンの一部にはブルー。
リュウズ（クラウン）には滑り止めのローレット加工。
そしてリュウズのトップにはブルーのポイント。
G-SHOCKは間違いなく価格以上の仕上げを持っている
カシオの面白いところは、モデルによってこういった「ビス」を使い分けていることで、安価なモデルには安価なビス、高価なモデルにはそれなりのデザインやフィニッシュを持つビスが採用されています。
もちろんフロッグマンは高価な部類となるので、比較的デザイン性の高いビスが用いられているわけですね。
サイドのビスはカッパー、そして上面サイドには面取りが行われ、その部分だけがポリッシュ仕上げとなるというこだわりよう。
プッシュボタンはポリッシュ仕上げ、そしてトップにはサークル状に溝が刻まれます。
こういった感じでビスやりゅうず、プッシュボタンを見てもローレット、ブラシ、ポリッシュ、エングレービングなど様々な手法が使用されており、ここはセイコーやシチズンとは全くことなるカシオならではの特徴だと言えるかもしれません。※さらには（モデルによって）チタン、カーボン、アルミなど様々な素材がその特徴に応じて使い分けられている
インデックスは大きなブロック状です。
インナーダイヤルも立体的な作りを持っており、けっこうな高級感が感じられるところ。
ケースバックにレーザーで刻印されるフロッグマンのキャラクターも「ヤドクガエル」仕様です（体に斑点がある）。
ベルトもヤドクガエルの皮膚を模した仕上がりとなっていますが、こちらは塗装にて再現されています。
そしてこの斑点はベルト全域に用いられ・・・。
バックルはベルトのカラーにマッチしたメタリックなネイビー（この部分の精度もなかなかである）。
全体的に見て非常に高い情熱、そしてクオリティをもって作られたことが感じられる一本ですが、これはGショック全般に共通する美点であり、Gショックに携わる人々は本当に腕時計が好きで、そしてGショックが好きなんだなあ、ということがよくわかります。
そしておそらく、機械式高級腕時計含め、腕時計が好きな人であればあるほど「うならされる」要素が詰まっているのがG-SHOCKであり、高級腕時計ユーザーのセカンドウォッチとしても人気があると聞きますが、実際のところそういった人々の満足感をも満たせる高価格帯のG-SHOCKの販売が急激に伸びているようですね。
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なお、ぼくは「どんな腕時計がいいか」と聞かれたとき、ほとんどの場合においてG-SHOCKを勧めるようにしていますが、そこではじめて（半信半疑で）G-SHOCKを購入した高級機械式腕時計オーナーの多くは「恐ろしくコストパフォーマンスの高い腕時計だ・・・」と驚くことも少なくはなく、「もう腕時計はG-SHOCKでいいんじゃないか・・・」と感じる場合も少なくないもよう。
さらにこのフロッグマン含む多くのモデルは「タフソーラー、マルチバンド6」つまり太陽光充電と電波機能を備えており、そのため電池切れの心配がなく、かつ時刻合わせも不要で、またアプリを通じて容易にタイマーやデュアルタイムの設定ができるモデルも多数あるため、その恩恵に浴すると「ほかの腕時計を使えない」と感じることすらあるわけですね。
さらにG-SHOCKはとんでもなくリセールがよく、まず「買って間違いのない腕時計」であり、しかしそれでも気に入らなければ「売ればいいだけ」だとも考えています。
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