| 正直、思ったよりもよく似ていてびっくりした |
ロイヤルオークっぽく見せるキットを装着すれば見分けがつかないかも
さて、カシオG-SHOCK GM-2100B-3A、通称「カシオーク」のフルメタルバージョンを購入。
これは8月に発売された製品ですが非常に人気が高く、一瞬で売り切れた上に現在でもプレミア価格が続いています。
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ただ、色違いの1A(グレー)、2A(ネイビー)、4A(レッド)については最近在庫が回復しており、しかしこの3A(グリーン)だけは未だに高値で取引されているわけですね(これまでの経験から、普通に買えるだろうと考えていたものの、いざ発売されるとまったく購入できず、レギュラーモデルなのにここまで人気化したGショックはここしばらくの間では記憶にない)。
しかしながら海外ではそこまで事情が逼迫しているわけではなく、香港の付き合いのある腕時計店に聞いてみると「在庫あり」とのことだったので今回送ってもらったのですが、購入価格は送料込みで2万円程度だったので、かなり安く買えたんじゃないかと思います(並行品なので売却時も安価になることが予想されるが、これだけ安く買えたのであればダメージは少ない)。
ちなみにボックス類は「海外仕様」。
なぜグリーンが人気なのか
そこで不思議なのが「なぜ、GM-2100Bにおいて、グリーンだけが人気なのか」。
これはひとえに、2016年頃から続く、「機械式高級腕時計におけるグリーンのブーム」が影響していると考えて良さそう。
グリーンとは言っても「カーキ」に近い色調が近年の高級機械式腕時計では流行となっていて、パテックフィリップもアクアノートにグリーン(カーキ)を追加。
パネライもグリーン。
ウブロもグリーン。
ゼニスもグリーン。
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そしてやはり極めつけはオーデマピゲ・オフショアダイバーですが、カシオはこういった「グリーン」人気を意識したと考えてよく、近年は「ウブロっぽい」「オーデマピゲっぽい」など、他ブランドの製品をイメージしたラインアップが増えてきているようですね。
もちろん、それら機械式高級腕時計とG-SHOCKでは価格帯も違いますし、直接競合することはありませんが、これまで独自性を貫いてきたG-SHOCKに多少変化が見られるのもまた事実だと思います(ラインアップを拡大し、ユーザー層も拡大しようと考えると、どうしても腕時計業界の流行を取り入れる必要があり、何かに似てくるのも仕方ないのかもしれない)。
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購入したGショック、GM-2100B-3Aはこんな腕時計
そして今回購入したGM-2100-3Aを見てみたいと思いますが、第一印象は「思ったよりも高級感があるな」というもの。
ケースそのものは樹脂製で、そこへ金属製のカバーを装着した「メタルカバードG」といわれるラインアップのひとつですが、そのために価格も比較的安く、かつ重量も軽く(72g)収まっています。
ケースサイズは49.3ミリ×44.4ミリではあるものの、ケースの端を丸く絞ってあるためか「そこまで大きくは感じない」という感じ。
ベセルは金属の質感をより強調するヘアライン仕上げ(放射線状ではなく円周状)。
ナナメ部分はポリッシュ仕上げ、正面とサイドはヘアライン仕上げとなっており、角度によって反射がそれぞれ異なるため、複雑な表情も楽しめます。
バンドは「テクスチャ仕様」であり、これも最近の高級機械式腕時計でよく見られるフィニッシュです(とくにオーデマピゲとゼニス)。
バンドとケースとの接続部は「プラス」ネジではなく、ヘキサボルトが使用されていて、ここもメカニカルで無骨な印象を与える部分。
ただしカシオはこういったボルト類について、モデルによって「突出させたり」「ツライチにしたり」といったフィニッシュを使い分けており、もちろんそれによってどういった印象を演出できるのかということを考慮した結果だと思われます。
さらにはボルトの形状も複数使い分けていて、フロッグマンだとカドの面取りも行われており、こういった部分につき、カシオのデザイナーはスゴいなと感じさせられますね。
なお、GM-2100Bの機能はワールドタイムやストップウォッチといった「ごく一般的な」もので、タフソーラーや電波、そしてBluetoothは非搭載というベーシックなスペック。
よって電池交換や、国をまたいで移動する際には時刻合わせの必要があり、そしてワールドタイムの設定や時刻合わせもスマートフォン経由で行うことができない、ということを意味します。
どれくらいカシオークとオーデマピゲとは似ているのか
そしてちょっと気になったのが「どれくらいオーデマピゲと似ているのか」。
本来であればロイヤルオーク・オフショアダイバーのグリーンと比較したかったのですが、あいにくそちらは予約中なるもまだ届かず、よってロイヤルオーク・クロノグラフ”プライド・オブ・ジャーマニー”との比較です。
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こうやって両者を並べてみると「かなり近い」という印象で、さらに腕に装着してみると「かなりロイヤルオーク・オフショアダイバーっぽい」雰囲気を醸し出しているため、初見だと間違えてしまう人がいるかもしれません(冗談抜きで)。
G-SHOCK GM-2100Bのレビュー、そしてオーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフとの比較を行う動画はこちら
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