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フェラーリが「世界初」の塗装方を導入と発表。カーボンの塗装も容易になり、マットなど仕上げも自由自在に

2018/08/12

| フェラーリのボディカラーは今後変化する? |

フェラーリが新しい塗装プロセスを導入した、と発表。
この塗装プロセスとは「焼き付け塗装」に関するもので、塗料メーカーのPPGとともに新しく開発した塗装につき、「100度で焼き付け塗装ができる」とのこと。
これまでの塗料は「150度」が要求されていたので50度下がったということになりますが、これによって工場が使用する電力が大きく下がるとしており、要は環境に優しい、ということですね。
ちなみにこのペイントシステムを導入した自動車メーカーはフェラーリがはじめてである、と主張しています。

仕上げのバリエーションも多種多様に

加えて今回のペイントシステム導入によってカーボンパーツの塗装もボディに組み付けた状態で塗装できるようになったとしており(これはどういったことなのかイメージしにくい)、カーボンパーツの仕上げについても可能性が広がるようですね。
さらにマットやグロスコートについてもこれまで以上のバリエーションに富んだ色味や仕上げが可能になったと述べていて、今後のフェラーリにおけるボディカラーもちょっとづつ変わってゆくのかもしれません。

「変化」というところだと、これまでだとフェラーリ=レッドという図式が一般的だったものの、ここ数年は投資方法が多様化したおかげで、若くしてお金を持つ人々が急増。
そういった人々はメーカーの伝統よりも自身の好みをクルマに反映させることを好み、よってそのブランドの伝統にとらわれないボディカラーの選択をする、と言われます(フェラーリのボディカラーにベイビーブルーを選んだり)。
これはひとつの面白い傾向であり、さらに今回のような「塗装技術の進化」がこういった傾向に輪をかけることになりそう。

塗装技術というところだと、マツダの「ソウルレッドプレミアムメタリック」「マシーングレー」のような、アルミフレークを混入させたコートを使用することで深い輝きを発するペイント(光輝顔料塗装)が新しく登場してきたものですが、今まではこれが再現できるカラーが限られていたものの、最近では対応カラーがどんどん増加。
さらにはレクサスも「ストラクチュラル・ブルー」といった構造色を開発したり、ポルシェも「911ターボSエクスクルーシブ」に使用されるような特殊な塗料やカメレオン系の塗料を用いるように。

現代ではクルマが「見た目」で選ばれる傾向が強いということもあって各社ともボディカラーにも注力している状況ですが、これからもどんどん新しい塗装技術や、見たことがないようなカラーが出てくるのかもしれません。

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