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韓国キアが最上級セダン「K8」発表!キアは最大の武器をデザインと定めたようだ。韓国ブランドはK-POPアイドル同様「見た目が命」?

投稿日:2021/02/18 更新日:

韓国キアが最上級セダン「K8」発表

| ヒュンダイ、キアはデザインに相当なコストを割く覚悟があるようだ |

さて、韓国ヒュンダイ(ヒョンデ)傘下にあるキアが新型セダン「K8」を公開。

これは今までK7(北米だとカデンツァ)として販売されていたものを上級移行させたクルマで、キアいわく「スマートで未来的なスポーツセダン」。

ちなみにキアはつい先日そのロゴを変更しており、「再ブランディング」に乗り出したばかりですが、この新型K8はその「新生キア第一号」ということになりそうですね。

ヒュンダイ・キアは再ブランディングを急いでいる

なお、ヒュンダイとキアは現在相当に速いスピードでモデルの入れかえを進めており、というのもK7自体が発売されてまだ5年しか経っていないため。

それでもキアはこのタイミングでK7を販売終了とし、K8へと切り替えるということになりますが、その理由は「デザインの一新」だと考えられます。

加えて、ヒュンダイにおいても、発売からさほど時間が経っていない「ジェネシスG70」を”フルモデルチェンジ級”の改良にて最新のジェネシスルックへと変身させることに。

こういった動向を見るに、現在のヒュンダイ/キアのトッププライオリティは「デザイン」にあると言ってよく、デザイン面での評価を高めるために矢継ぎ早にモデルチェンジ/マイナーチェンジを繰り返している、と考えられます(言い換えれば、それまでのデザインでは通用しなかった)。

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なぜヒュンダイ/キアはデザインに注力するのか

なお、キアの社長はアウディTTのデザインにもかかわったペーター・シュライヤーで、同氏は2006年にデザイン部門の最高責任者として就任。

その後、「どうしようもなく売れなかった」キアを立て直しており、その原動力はまさに同氏のデザイン。

これが評価されて2012年にキアの社長へと昇格し、さらに自身の信念を貫くべく「デザインに集中」しているとも考えられます。

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それはヒュンダイについても同様で、ランボルギーニ/ベントレー/ブガッティ等のデザイナーを多数引き抜いており、とにかく「デザイン」に注力しているのが現在の状況。

日本ではヒュンダイやキア、ジェネシスのクルマを見ることがないため実感がわかないものの、欧州や北米では(そのデザインについて)一定の評価を得ているようですね。

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いいデザインはそもそも自動車メーカーが「デザインに理解」を示さないと実現できない

なお、ひとつ重要なことは「いいデザイナーを雇ったからといっていいデザインができる」とは限らないということ。

デザインを追求すればコスト増につながることになり、たとえば従来の製造方法では作ることができずに新しい工作機械を導入したり、複雑なデザインを再現するために工程が増えたり、滑らかさを出すためにこれまで以上の精度が要求されたり、その他モロモロ。

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この難しさは「スバルにアンドレアス・ザパティナス」「三菱にオリビエ・ブーレイ」が加入したにもかかわらず、変わったのは「簡単に変更できる顔つきだけ」で、車体のプロポーションなどは変わらず、そのためかえって奇妙なクルマができてしまったことからもうかがい知れます。

よって、いいデザインを持つクルマを作ろうとすれば、それなりの覚悟とコストが必要ということになり、当時のスバルや三菱にはそれがなく、しかし現在のヒュンダイ/キアにはそれがある、ということなのかもしれません。

つまりヒュンダイ/キアは「デザインのためなら」最大限のコストを投じる覚悟があると考えよさそうですね。

デザインとは機能上の「無駄」を伴う場合も多く、その無駄を自動車メーカーの経営者が許容できるかどうかという話ではありますが、最近は世界的にデザインに対する要求が高まり、かつ自動車メーカー間での性能差が逼迫してきたためか、日本の自動車メーカーもトヨタを中心に、デザインに対しても(理解が進み)十分なコストを割くようになったと感じています。

新型キアK8には相当にコストがかかっていそうだ

そこで今回の新型キアK8について、見ての通りけっこう「無駄」なところにお金をかけていることがわかり、これはキアの「覚悟」ということに。

とくにフロントグリルやその下にあるダイヤモンド状の(たぶん)ウインカーなどは機能的に必要な意匠ではなく、しかしここにお金をかけるのが現在のキアということになりますね。※機能上は不要でも、デザイン上は必要だとキアが判断したということになる

Kia-K8 (2)

リアに関しても、バンパーにインテグレートされたマフラーエンドの内側など、ほかの自動車メーカーであれば切り捨ててしまうような些細な部分にまでコストを投じているということもわかります。

Kia-K8 (3)

なお、こういった「無駄と思える部分にまでお金をかける」のはヒュンダイも同様で、たとえばジェネシスGV70ではやたらにコストが掛かっていそうなホイールを採用。

2021-Genesis-GV70-Sport-4

ヒュンダイ・ツーソンも同様であり、とにかく「いらないところにまで」デザイン上のコストを投じているようですね。

hyundai-tucson-n-line (7)

ただ、「すべての面に」コストを投じると高くて売れないクルマになってしまい、しかしヒュンダイ/キアは「ライバルよりも安く」クルマを販売する傾向にあるので、どこかでコストを削らねばなりません。

そして、そういった「コスト削減」は品質や安全にあらわれているように見受けられ、どこかでそのツケを払うことにもなりそうです。

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