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ホンダ シビック タイプR(FL5)がニュルにてFF最速タイムを更新!このタイムはフェラーリ430スクーデリアの下、ポルシェ911GT3(997)のちょっと上【動画】

ホンダ シビック タイプR(FL5)がニュルにてFF最速タイムを更新!このタイムはフェラーリ430スクーデリアの下、ポルシェ911GT3(997)のちょっと上【動画】

| このシビック・タイプRの「FF最速」はおそらく今後更新されることはないだろう |

ライバルであるルノー・メガーヌRS トロフィーのタイムを約1秒、先代シビック・タイプRからもタイムを大きく短縮

さて、ホンダがシビック・タイプR(FL5)にてニュルブルクリンク北コースをアタックし、公式に「ニュル最速FFマシンとなった」とアナウンス。

そのタイムは7分44秒881となっており、2019年にルノー・メガーヌRS トロフィーが記録した7:45.39秒を1秒弱短縮しています。

ここでちょっと補足しておくと、2019年以降ニュルブルクリンクのタイム計測方法が変更されて200メートルほど距離が長くなっており、それ以前とそれ以降では「数秒」タイムが変わります。

ちなみに前方式で計測された(ルノー・メガーヌRS トロフィーの)タイムだと7:40.1なので、この場合は5秒ほどタイムが変わっている、ということになりますね。

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ニュルブルクリンクのタイム計測方法はこう変わった

上述のとおり、ニュルブルクリンクのタイム計測については2019年から変更されており、これまでは「グランドスタンドT(ターン)13の終わりから計測を開始し、T13の始まりで計測を終了する(20.6km)」。※つまりは完全に1周回りきっていない

これは走行距離はちょっと(約232メートル)短くなるのでタイム計測的に有利であり、今でも(このほうがタイムが速く見えるので)多くの自動車メーカーそしてカーメディアが採用する方法ですが、公平を期すために後述の「新方式」とあわせて公表することが多いもよう。

そして2019年以降だと「T13の終わりから計測を開始し、(はじまりではなく)終わりで計測を終了する」という方法が公式として採用され、この方法だと距離が20.8kmへと伸びることになります。

この方法も導入されてもう4年経ち、そろそろ一般的になってきたということで、いくつかのメーカーでは「新方式」のタイムのみを公表するケースも見られるようになっています。

2023-honda-civic-type-r-laps-the-nurburgring-in-7-44.881 (1)

ホンダ・シビック・タイプR(FL5)はニュルでは何位くらいなのか?

そこで気になるのが今回のシビック・タイプRのタイムはニュルブルクリンクではどれくらいに位置するのか。

現在のニュルブルクリンクのラップタイムは新旧計測方式が混在するので明確に順位を出すことは不可能ですが、仮にルノー・メガーヌRS トロフィー同様に「4秒30ほど(以前の計測方法で)速いと仮定して7分39秒3あたり」と仮定するとだいたい100位くらい。

2023-honda-civic-type-r-laps-the-nurburgring-in-7-44.881

これはランボルギーニ・ムルシエラゴの7分40よりも上となるので、ちょっと前の世代といえどもスーパーカーより速いタイムを出しているということになりますね。

参考までに、フェラーリ430スクーデリアは7分39、997世代のポルシェ911GTは7分40秒を記録しており、これと照らし合わせてもシビック・タイプRはとんでもなく速いクルマということになります。

もう一つ参考までに、新形式のタイムどうしのタイム比較だと、シビック・タイプRの7:44.881に比較して、現在トップのメルセデスAMG Oneは7:44.881、ポルシェ718ケイマン GT4 RSが7:09.3、ポルシェ・パナメーラ・ターボが7:29.81、テスラ・モデルSプレッドが7:35.579、アウディRS3セダンが7:40.748という数字。

なお、先代シビック・タイプR(FK8)は以前の計測方法だと7:43.80だったので、新型シビック・タイプRもかなり速く、しかし新型シビック・タイプRはそれよりもずっと速い、ということに。

2023-honda-civic-type-r-laps-the-nurburgring-in-7-44.881 (2)

ホンダによれば、今回のチャレンジに際して標準のミシュラン・パイロットスポーツ4 Sからオプションのミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2コネクトへとタイヤを変更している、とのことですが、これはもちろんオプションなので問題はなく、そして「合法に公道を走行できるタイヤ」です。

今後自動車業界は「電動化」へとシフトしてゆくことになり、今後はもうガソリンエンジン搭載のFFスポーツが作られる機会はないと考えてよく、さらにEVであっても前輪駆動スポーツカーが登場するとは考えられず、よって今回のタイムは「永遠に破られることがない記録」なのかもしれません(これまでのライバルであったルノー・メガーヌRS、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIはニュルブルクリンクのアタックから手を引いている)。

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参照:Honda

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