![5台の歴代ホンダ・シビック・タイプRがドラッグレースを走る!意外や最新=最速ではなくFK2が最速、次いでFL5/FK8、EP3にFN2【動画】](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/03/Honda-Civic-Type-R.png)
| ドラッグレースだけがシビック・タイプRの性能を見そう唯一の方法ではないが |
できればサーキットの走行タイムでの比較も見てみたい
さて、英国Cawowが歴代ホンダ・シビック・タイプRのドラッグレース動画を公開。
いずれもFFそしてマニュアル・トランスミッションというスペックを持ち、それぞれの時代における最高の技術が注入されたハードコアモデルたちですが、2001年発売のEP3から最新のFL5世代まで、意外と接戦となっているもよう。
ここでその内容をみてみましょう。
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歴代シビック・タイプRはこんな仕様を持っている
そこで今回ドラッグレースに参加する歴代シビック・タイプRをざっとおさらいしてみると、1997年発売のEK9は「欠場」となり、こちらは2001年に発売された二代目シビック・タイプR。
生産は日本(鈴鹿)から英国のスウィンドン工場へ移され、エンジンは2リッター直2で215馬力(K20A)、トランスミッションは6速MTへと進化するも、そのぶん重量も増えて1190kgに。
![2](https://live.staticflickr.com/65535/52726643239_cec7098820_c.jpg)
こちらはイギリスで生産された、3ドアハッチバック版の「欧州仕様シビック・タイプR」。
エンジンは2リッター直4(K20Z)で出力は201馬力、トランスミッションは6MT、サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビーム、重量は1320kg。
日本だと「タイプRユーロ(TYPE R EURO)」の名で2009年に2010台が限定販売されていますが、出力、サスペンション形式、重量の面において「タイプR」とは名乗れないという判断だったのかもしれません。
![1](https://live.staticflickr.com/65535/52726866108_9cf55836af_c.jpg)
2015年登場のFK2型シビック・タイプRはエンジンがターボ化され、2リッター直4(K20C)ながらも310馬力を発生。
生産は英国、ボディ形状は5ドアハッチバックでサスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビーム(車軸式)、車体重量は1380キロ。
![3](https://live.staticflickr.com/65535/52726643229_b5fbdf3399_c.jpg)
そしてFK8世代のシビック・タイプR。
2017年に発売され、はじめて北米に導入されたシビック・タイプRでもありますが、生産はやはり英国で5ドアハッチバック、エンジンは2リッターターボ(320馬力位/K20C)、車体重量は1390キロ。
エンジンや車体重量は先代と大きく変わらず、トランスミッションも6MTのままとなるものの、リヤサスペンションがシビック・タイプRとしてははじめてマルチリンクに(フロントサスペンションは変わらずマクファーソンストラット)。
![9](https://live.staticflickr.com/65535/52726386021_ab87584d05_c.jpg)
現行にして最新世代のFL5は2リッター4気筒ターボエンジンを搭載して330馬力を発生させ、車体重量は1,429kg。
タイヤ/ ホイールは先代より1インチダウンとなっていますが、しかしもちろんそれは「より速く走るため」の変更であり、実際に鈴鹿サーキットでは先代のタイムを更新しており、今後主要な世界のサーキットにおいて「FF最速」を更新し続けることになるものと思われます。
![8](https://live.staticflickr.com/65535/52726643094_b589b9c1c1_c.jpg)
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実際に5台のシビック・タイプRがドラッグレースを走ってみたらこうなった
そこで今回のドラッグレースの結果についてですが、上述のとおりかなり接戦。
ただしタイムは(マニュアル・トランスミッションのあで)ドライバーの技量によって大きく左右されることになり、必ずしもその数字がクルマの性能を示しているわけではないことには注意が必要かもしれません。
まず最速はFK2の13.8秒。
![6](https://live.staticflickr.com/65535/52726800310_c7c2202f06_c.jpg)
続いてFL5とFK8の14.0秒(FL5のほうがちょっとだけ先にゴールしている)。
![5](https://live.staticflickr.com/65535/52726386156_6a9e72b677_c.jpg)
EP3は15.3秒。
![43](https://live.staticflickr.com/65535/52726865828_822a65cb18_c.jpg)
最後はFN2の16.3秒という結果です。
![4](https://live.staticflickr.com/65535/52725864702_f3bb7db707_c.jpg)
5台のホンダ・シビック・タイプRがドラッグレースを走った動画はこちら
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参照:carwow