>テスラ(TESLA)

テスラ売ってフェラーリ買う(株の話だけど)。色々と考えた末、ボクはいったんテスラ株を全て処分し、他の銘柄に乗り換えることにした

テスラ

| テスラ株には色々とお世話になっただけに「ちょっと寂しい」 |

テスラ株を売却した金額の40%は(ハミルトンへの先行投資で)フェラーリ株に

さて、色々と考えた結果、長年投資し続けてきたテスラ株を放出することに。

テスラ株は今年に入って30%ほど下がっており、しかしぼくとしてはテスラはまだ優位性を発揮できると考え、先週まではまだまだ「ホールド」を貫く予定だったわけですね。

ただ、そこから急転直下、テスラ株を処分しようと考えたのにはいくつかの理由があります。

ボクはこういった理由でテスラ株を手放そうと考えている

まずひとつ目の理由について、もはやテスラが電気自動車市場において競争力を持たないこと。

現在はテスラの他にも魅力的な選択肢が多数登場しており、テスラを選ぶ必要性が薄れているという現状を考慮しています。

そして2つ目は電気自動車市場の成長が失速していること。

これは一過性のものとは考えられず、それは「EVの中古価格が非常に低水準である」という事実から、そもそも人々のEVに対する興味が大きくないということも推測できます。

3つ目はトランプ元大統領が新しく大統領に選ばれれば(もしトラ)、現在実施されている米国産EVに対する税制優遇が解除され、一気に(テスラのみではないですが)その販売が失速してしまうであろうこと。

4つ目はサイバートラックの評価があまり高くないことで、Youtubeではポジティブな評価よりも「わざとぶっ壊して楽しむ」といった扱い方がなされており、これが著しくサイバートラックとテスラの評価を下げていると考えているわけですね。

そして5つ目は安価な「25,000ドルの」EVがキャンセルされた可能性が高い(イーロン・マスクCEOはこれを否定しているが、おそらく本当だろう)と思われ、かわりにAIとロボタクシーに注力すると言われていること。

現時点でAIは「過密市場」となっており、そして完全自動運転が実現できていない現状でロボタクシーに注力するのは非常に危険であり、ここに将来性を見いだせない、とぼくは考えています。

さらに6つ目は「クレジット」の必要性と重要性が(様々な理由から)低くなっており、テスラの収益源のひとつが大きく縮小してしまうこと。

もちろんテスラにも将来性はあると考えているが

これら6つの要素については色々と思うところがあり、それらは話すと長くなるので別の機会に置いておくとして、これらマイナス要因とは逆に、「テスラが長期的には成長する」と考えているのもまた事実です。

その理由もいくつかあって、まずひとつ目はテスラのライバル(主に中国)が淘汰され自滅するであろうこと。

加えて、現在欧州で問題となっているように、「中国の自動車メーカーはアフターサービスのことを考えず売りっぱなし」となっており、これが理由で消費者から敬遠されてテスラに再度注目が集まるんじゃないかとも考えているわけですね(仮に中国の自動車メーカーがアフターサービスに注力したとしても、そのぶんのコストを車両に反映させる必要があるので、今のような価格優位性はなくなる)。

中国自動車メーカーの国内シェアが史上はじめて50%を超える。VWは首位陥落、テスラ、フォード、GMは統計開始以降シェアが最低に、そしてフランス勢のシェアは1%未満に
中国製EVが「英国では保険に入れない」事態が急増。BYD含め「パーツが供給されていない」「修理のための情報が供給されていない」ことが問題視される

| 中国製EVには思わぬ落とし穴があったようだ | 中国製EVはアフターサービスに注力する必要があるものの、ここは中国企業が軽視するところでもある さて、現在欧州では中国製EVの進出が問題視されていま ...

続きを見る

そしてテスラには「スーパーチャージャー」という強力な武器があり、これを核にしたビジネスモデルの構築も可能だと考えています。

さらにテスラは「数少ない、EV製造販売のみで黒字に転換している自動車メーカー」であり、あらゆる面において他の自動車メーカーのEV事業よりも優位に立っていること。

しかしながら、こういったテスラの利点が再び評価されるようになるまでには「嵐が過ぎ去るまで待つしかなく」、よってそれまでは資金を別の銘柄に逃避させようと判断したというのが今回の経緯です。

ちなみにテスラ株につき、出来高は非常に多く、つまりは「ちょっとでも下がったらチャンスだと考えて仕込んでいる人」も少なくはないと考えられ、よって未だ強い状況にあるとは考えています。

資金の逃避先は「フェラーリ」株が筆頭

なお、テスラ株を売却して得た軍資金は別の銘柄に投資しようと考えていて、今回は「金」への投資はナシ。

その理由は金の売却益は(ぼくの場合)株式の売却益よりも税金を持って行かれること、5年以内に売却すれば課税対象が大きいこと。

ぼくは2年以内にはまたテスラ株を仕込むチャンスが来ると考えているので、「金」に投資した場合だと売却益次第では株式よりも(税制上)不利に働くことがあり、よって今回は米国株へと再投資する予定です(そうすれば日本円に変換する際の手数料も取られずに済む)。

そして分配する銘柄はフェラーリ(40%)、エヌビディア(30%)、そしてマイクロソフト(30%)の3つですが、フェラーリ、エヌビディアは現時点ではリスクが存在し、しかしリターンも期待できる銘柄です。

現時点ではテスラ株の売却にてそれなりの利益が出ているので、多少”飛ばしても”いいだろうと考えてリスクを踏むわけですが、久々に大きな額を動かすことになり、ちょっと心躍る自分がいます。

合わせて読みたい、関連投稿

ブログ
ボクはこういったスタンスで株式投資を行っている。銘柄は5つのみ、自分が信じることができる会社の株しか買わず、買ったら「売らない」

| ボクは一定の信念をもって株式投資を行っている | 投資のスタイルは人それぞれではあるが さて、現在米国株が立て続けに最高値を更新しており、フェラーリ株も(ハミルトン移籍で)最高値を記録したというこ ...

続きを見る

ブログ
やっぱり株式投資には「バイ・アンド・ホールド」が重要だったな・・・。アップルとGoogle(アルファベット)株売却後に好材料が出て株価上昇、ちょっと後悔

| ボクは頻繁な売買のための時間を取ることが難しく、よって基本的には将来有望な銘柄を仕込んで「長く持つ」スタイルである | 買って後悔するよりも「売って後悔」することのほうがずっと多い さて、先日は「 ...

続きを見る

ブログ
もう決めた。あと4−5年で所有する会社の後継者を育てて株式を売って引退する。そのあとは旅に出たりスーパーカーや腕時計を買って今よりもさらに自由に暮らそうと思う

| ここまでくれば、もう仕事をしなくてもいいだろう | そもそも、ボクは仕事そのものが全然好きではない さて、色々思うところもあってあと4−5年で仕事をやめることを決意。ぼくはいくつかの会社を持ってい ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->テスラ(TESLA)
-, , , , ,