| 申込時にはサーキット走行経験や所有車を記載する必要があり、ふさわしいドライバーを「選別」するようだ |
世界におけるヒョンデ アイオニック5 Nの評価は非常に高い
さて、ヒョンデが全方面から絶賛されているアイオニック5のホットバージョン、アイオニック5 Nの国内先行試乗会「IONIQ 5 N Track Day」を開催すると発表。
現時点では導入時期や価格についてはアナウンスされていないものの、ぼくとしては非常に強い興味を持っているクルマでもあり、さっそくこのイベントへの参加を申し込んでみた次第です。
このアイオニック5 Nは「650馬力」という強力無比な出力のみではなく、コーナリング時には車両が自動的に荷重を移動するという制御システム(これを活用してドリフトも自由自在だとされる)、そして戦闘機からサンプリングしたEVサウンドなど多数の見どころを持ちますが、ぼくがもっとも興味を惹かれたのは「ニュルブルクリンクをブガッティEB110、パガーニ・ゾンダC12Sと同等のタイムで走ること」。
EVでこのタイムを実現するというのは驚異的であり、いったいどんな走りをするのか、ぜひ体験してみたいと考えたわけですね。
なお、「韓国車」ということで一定の先入観があることも事実ですが、北米市場では(税制優遇対象外なのに)ほとんどの自動車メーカーのEV販売が減速する中でヒョンデはそのEVの販売を伸ばしており、これは競争厳しい北米市場での高い評価を示しているのかもしれません。
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「IONIQ 5 N Track Day」試乗会場は千葉と大阪
なお、今回開催される先行試乗イベントの会場は袖ヶ浦フォレストレースウェイ(5月9日〜11日)、そして泉大津フェニックス多目的広場(5月20日〜21日)。
すでに申込サイトはオープンしていますが、こちらは先着順ではなく「抽選」となっており、それぞれ締切日までに申し込んだ後、厳正な抽選の結果、当選者が発表されることに。
なお、ぞれぞれの日程は「午前セッション」「午後セッション」とに分かれ、インストラクターの指導のもと、そのコーナーリング性能やドリフトを楽しめるといい、「思う存分」楽しめるイベントなのだと思われます。
参考までに、申込時には「サーキット走行の経験有無」「所有しているクルマ」などを記入する必要があり、よって「650馬力のEVの運転ができそうな人」「ヒョンデがアイオニック5 Nに乗って欲しいと思う人」をしっかり選ぶのかもしれません。
参考までに、ヒョンデが展開する高性能車ブランド「N」は「ニュルブルクリンク」「ヒョンデ発祥の地であるナムヤン(南陽)」「そして「曲がりくねったカーブ」を表していると公式に言及され、そのDNAとして「コーナリング性能」「日常性」「サーキット走行性能」の3つを掲げています。
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