>アストンマーティン

アストンマーティンが改めて「スポーツカー、スーパーカーに集中」すると発表!今年のペブルビーチで新型車公開、2025年には初のエレクトリックスポーツも

2021/05/14

アストンマーティン

| このところのアストンマーティンにおける変化のスピードは凄まじい |

さて、昨年はその経営体制、将来的なプラン等につき、大きな変化を経験したアストンマーティン。

次々と新しい方針を打ち出し、実際に行動に移していますが、今回はアストンマーティンの新CEO、そして元メルセデスAMGのCEOであるトビアス・メアース氏が「スーパーカーとスポーツカーとのラインアップを増やす」とコメント。

現在アストンマーティンはメルセデス・ベンツ(ダイムラー)の意向が強く反映されている状態だと考えてよく、この「スポーツカーとスーパーカーを増加」させるというのはメルセデス・ベンツの方針だと考えていいのかもしれません。

メルセデスAMGはアストンマーティンを「スポーツカーブランド」に育てたい

現在、メルセデスAMGはアストンマーティンへの出資比率を高めていますが、エンジン供給含む(アストンマーティンとの)提携をはじめた頃にはアストンマーティンを管理する意向はなく、出資比率も高める予定はないとコメントしています。

ただ、ローレンス・ストロール氏が実質的にアストンマーティンの経営権を握ってからはその方針も大きく変わり、一気にメルセデスAAMGはアストンマーティンとの距離を縮めることに。

実際のところ、これまでの24年間、「メルセデス・ベンツとメルセデスAMGのみだった」F1のペースカーにもアストンマーティンが加わることとなり、アストンマーティンはこれまでになくモータースポーツと近い関係を築いています。

F1セーフティカー仕様のアストンマーティンヴァンテージ、メディカルカー仕様のDBXが公開
24年ぶりにF1ペースカーへメルセデス以外のブランドが採用!アストンマーティンがカスタム仕様のヴァンテージ、メディカルカー仕様のDBXを公開

| F1ペースカー仕様のヴァンテージは「ダウンフォース+60kg、出力+25kg」 | アストンマーティンがF1向けのセーフティカーとしてヴァンテージを導入すると発表し、同時にその車両も公開。アストン ...

続きを見る

直近ではこういったモデルが登場

直近のアストンマーティンについてですが、まずはヴァルキリーが今年後半に納車開始となり、ミドシップ化される新型ヴァンキッシュ、そしてハイパーカーであるヴァルハラの開発も継続され、しかし当初の「アストンマーティン製V6」エンジンからメルセデスAMG製の電動パワートレインへと置き換えられることに。

アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ
アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ!それに伴い発売も1年遅れて2023年に

| 現時点でどのエンジンかは不明、ただしV6もしくは直4、そしてハイブリッド化ということになりそう | メルセデスAMGからやってきたアストンマーティン新CEO、トビアス・メアース氏が新型車”ヴァルハ ...

続きを見る

加えてメルセデスAMG製の直6ハイブリッドパワートレインを搭載したDBX、さらにはランボルギーニ・ウルスに対抗できるフラッグシップモデルも投入する模様。

さらにはヴァンテージ、DB11、DBSスーパーレッジェーラといったフロントエンジン搭載モデルのアップデートも以前に報じられていますね。

そして今回言及されたのが「エレクトリック化」計画で、アストンマーティンも他社の例にもれず、汎用性の高いスケートボード型シャシーの導入を検討しているとのこと。

まだまだ詳細については公表できるレベルにはないようで、しかしフロントエンジンモデルのフェイスリフトが一巡するであろう2025年に「最初の」ピュアエレクトリックモデルが登場する予定だといい、今後しばらくはアストンマーティンから目を離せない状態です。

アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ

アストンマーティンはペブルビーチにてニューモデルを発表

上述のとおり、数々のニューモデル発表を計画しているアストンマーティンですが、新世代アストンの第一弾は8月に開催されるペブルビーチにて公開される模様。

ペブルビーチは米国の高級ゴルフリゾートにて年一回開催されるイベントで、各メーカーとも多くのコンセプトカーを持ち込むことでも知られます。

来場者が富裕層ばかりということで「高級車や高額車ばかり」が展示されることでも有名ですが、アストンマーティンは今回ここでニューモデルを展示することについても言及。

ただし、全くのブランニューモデルではなく、これまでにも計画が公表されているモデルになると思われ、DBXの新バリエーションもしくは修正が反映されたヴァルハラになるという見方が濃厚であるようですね。

加えて、「ジェームズ・ボンド関連」の展示も行うそうですが、これは10月8日に米国で公開される007映画最新作、「No Time To Die」のプロモーション的側面も兼ねていると考えられます。

アストンマーティンが007最新作にあわせヴァンテージ、DBSスーパーレッジェーラ”007エディション”発表!ヴァンテージは過去作品へのオマージュ

| ヴァンテージは「女王陛下の007」へのオマージュ仕様 | アストンマーティンが007最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の公開に合わせ、特別仕様のヴァンテージとスーパーレッジェーラを発表。”ヴァンテ ...

続きを見る

あわせて読みたい、アストンマーティン関連投稿

アストンマーティン
アストンマーティンが投資家向けに今後の計画を公開。「ヴァルキリーとDBXに派生モデル」「新型SUV」「フロントエンジン車は全入れ替え」「ヴァンキッシュにはピュアEVも」

| さらに2030年には全ラインナップの90%をエレクトリック化 | さて、現在経営体制を変更して再建中のアストンマーティン。ローレンス・ストロール氏の出資を受け入れ、CEOが元メルセデスAMGのトビ ...

続きを見る

アストンマーティンDBX
アストンマーティン「新型SUV、DBXは驚くべきペースで売れている」。やはり現代におけるSUVは救世主、あと1年早く発売していれば事情は大きく変わっていたのかも

| SUVがあるからこそ、スポーツカーに注力できる環境が整うのだとも考えられる | さて、アストンマーティンはブランド初となるSUV「DBX」を発売したところですが、どうやらDBXは「売れに売れて」い ...

続きを見る

アストンマーティンDBX
アストンマーティンは2021年第1四半期に前年比で倍以上の1,353台を販売!そのうち55%はDBX、このまま行けば発売2年目でランボルギーニ・ウルス越え

| やはりSUVはいずれの自動車メーカーにとっても救世主 | さて、アストンマーティンが2021年第1四半期の業績を公開し、前年同期比で2倍以上となる1,353台を販売した、とのこと。そしてその原動力 ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アストンマーティン
-, , , , , , ,