| さらに2030年には全ラインナップの90%をエレクトリック化 |
さて、現在経営体制を変更して再建中のアストンマーティン。
ローレンス・ストロール氏の出資を受け入れ、CEOが元メルセデスAMGのトビアス・メアース氏へと交代したことで大きく今後の計画が変わることになり、先日も新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが(ずっと開発を進めていた)自社開発のV6からAMG製へと変更される可能性が報じられたばかり。
そして今回は投資家に向け、メルセデスAMGとの提携により、2023年以降に10ものニューモデルを発売する、とアナウンスを行っています。
-
アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ!それに伴い発売も1年遅れて2023年に
| 現時点でどのエンジンかは不明、ただしV6もしくは直4、そしてハイブリッド化ということになりそう | メルセデスAMGからやってきたアストンマーティン新CEO、トビアス・メアース氏が新型車”ヴァルハ ...
続きを見る
フロントエンジンモデルは「フルリフレッシュ」
まずはそのフロントエンジンモデルについて、これは「全入れ替え」。
つまりDBSスーパーレッジェーラ、DB11、DBSが入れ替えられることになりますが、現時点ではその内容は不明です。
フェイスリフトによる「リフレッシュ」なのかフルモデルチェンジとなるのかわかっておらず、しかしよりAMG色が強くなることは間違いなさそう。
加えて「利益の取れる」モデルの開発も検討しており、これはV12スピードスターのような限定モデル、また過去モデルの「復刻」がそれに該当するのかもしれません。
DBXには派生モデル
アストンマーティンは現在SUV「DBX」を発売したところですが、これは計画通り世界中にて大きな人気を呼んでいます。
そして今回発表された計画では「そのプラットフォームを活用した派生モデルとニューモデル」が示唆されており、つまりDBXの追加モデル、そして新しいSUVが登場するということになりそうですね。
このニューモデルについてはそのシルエットらしきものが公開されており、よりクーペライクなフロントウインドウとリアウインドウ、小さなキャビンを持つ模様。
ここから推測するに、DBXのクーペ版もしくはスポーツカーとSUVとのクロスオーバー的なモデルなのかもしれません。
DBX派生モデルのほうは第3四半期から展開されるようですが、こちらは「中国向けのロングホイールベースモデル」という見方が強いようですね。
-
アストンマーティンの救世主なるか?新型SUV「DBX」の生産開始!その価格は2300万円、割高感はあるがゴージャスさ、エレガントさは大きな魅力
| タイミングとしては「やや遅かった」がまだ挽回は可能 | さて、アストンマーティン期待の新星、DBXの本生産がついにスタート。いうまでもなくこれはアストンマーティン初のSUVとなりますが、この生産の ...
続きを見る
ハイパーカー「ヴァルキリー」の派生も?
最後にはミッドエンジンについても計画が発表されており、「高い利益を獲得できるセグメントを強化」とあるので、ミドシプスポーツについては「ハイパフォーマンス、高価格」を貫くことになりそう。
まずヴァルキリーは今年後半から納車が開始され、第4四半期からはヴァルキリーのバリエーションも展開開始(AMR Pro?)。
-
アストンマーティン・ヴァルキリーの開発が難航中。信頼性に問題、そして「極めて運転が難しい」。まさか発売できないということは無いと思うが
| やはりミドシップスポーツの開発は相当に難しいようだ | さて、困難な状況が続くアストンマーティンですが、今回さらに追い打ちをかけるかのような報道が。アストンマーティンは2016年にハイパーカー「ヴ ...
続きを見る
加えてヴァルハラは先日の報道の通り2023年からスタート、そしてヴァンキッシュは予定通りミドシップに入っているものの「オールエレクトリック」という記載が見られます。
これについて、ミドシップエンジンのヴァンキッシュとピュアエレクトリック版ヴァンキッシュとの両方が存在するのか、それともピュアエレクトリック1本に絞るのかはわかりませんが、「2030年にはラインアップの90%を電動化」とも掲げているので、今後を睨んで「ヴァンキッシュはピュアエレクトリック」となるのかもしれません。
-
新型アストンマーティン・ヴァンキッシュにはMT採用が決定。MTが無いフェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニと決定的な差を持つことに
| すでにヴァンテージAMRに採用される7速MTを使用? | 次期アストンマーティン・ヴァンキッシュはフロントエンジンからミドシップへと劇的な変貌を遂げることになりますが、アストンマーティンCEO、ア ...
続きを見る
合わせて読みたい、アストンマーティン関連投稿
-
アストンマーティン「2030年以降にもガソリンエンジンを作り続ける。たとえ販売が禁止されようともだ」。さらにMT継続も報じられ、徹底したニッチを狙う?
| ローレンス・ストロール体制下にて新たなる方向性を確立しつつあるようだ | さて、カリフォルニア、英国、中国、そして日本も2030年にはガソリンエンジンのみを動力源とするクルマの販売を禁止する方向性 ...
続きを見る
-
アストンマーティンが突如、腕時計メーカー「ジラール・ペルゴ」とのコラボを発表!これまでのパートナー「タグ・ホイヤー」との提携は解消?
| アストンマーティンはタグ・ホイヤーとの提携を発表したところだったが | さて、アストンマーティンが腕時計ブランド、ジラール・ペルゴとのコラボレーションを発表。これまでアストンマーティンはタグ・ホイ ...
続きを見る