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アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ!それに伴い発売も1年遅れて2023年に

アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ

| 現時点でどのエンジンかは不明、ただしV6もしくは直4、そしてハイブリッド化ということになりそう |

メルセデスAMGからやってきたアストンマーティン新CEO、トビアス・メアース氏が新型車”ヴァルハラ”につき、「予定していた2022年のデリバリーから1年遅れて2023年になる」「搭載を予定していた自社製V6エンジン以外の選択肢も登場し、エレクトリック(ハイブリッド)化の可能性もありうる」とコメント。

これは2020年の財務報告を投資家向けに行った中で出てきたものだとされますが、予定していたV6エンジンはアストンマーティンが”この60年ではじめて”完全自社開発したというキモ入りのエンジンであり、すでに開発はかなりの段階にまで進んでいると報じられます。

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全てはコストのため

なお、ヴァルハラへの新開発エンジン搭載見送りに至る背景については「コストのため」だと言われ、つまり新開発エンジンはかなりコストが高く、すでに投じた開発費用を捨ててでもこのエンジン搭載を見送ったほうがいいという判断になりつつあるのだと思われます(AMGの観点からすると、アストンマーティンにエンジンを供給することでエンジンのコストを引き下げることができ、利益も得られる)。

ちなみにアストンマーティンは現在のところ財政的にかなり苦しいと見られ、ローレンス・ストロール氏の出資を受け入れて再出発を切ったところ。

この影響は経営陣の刷新やF1チームの体制変更、腕時計パートナーの変更(タグ・ホイヤーからジラール・ペルゴへ)、そのほかラゴンダ計画の中止、F1において公式エースカーがメルセデスAMGからアストンマーティンへ、さらにはニューモデルの計画変更など多岐にわたりますが、ロードカーにおいて大きなカギを握るのが「メルセデスAMGとの提携」。

新体制以前より、アストンマーティンは「エンジン供給において」メルセデスAMGとの提携を行っていたものの、これについては自社製エンジンの開発完了とともに提携を終了させる計画だった模様。

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ただ、今回経営体制が変わり、むしろメルセデスAMGからトビアス・メアース氏が送り込まれるなど、逆に「メルセデスAMGとは切ることができない」関係性へと移行しています。

今後、アストンマーティンはメルセデスAMG色を強めることに

そういった事実もあり、メルセデスAMGはアストンマーティンに対する実質的支配力を強めることになり(アストンマーティンへの出資比率も高めている)、今回の「アストンマーティン自社開発エンジンを捨てる」のもメルセデスAMGの意向ということになりますね。

ただ、今回トビアス・メアース氏はヴァルハラの新しいパワートレーンについてどういったものになるのか語ることはなく、よって今のところは謎のまま。

ヴァルハラはリアミドシップレイアウトを採用するため「直6」の採用はないかと思われ、よってV6もしくは直4が積まれる可能性が高いとは考えていますが、こればかりは続報を待つしかなさそう。

そしておそらく、ヴァルハラに積まれるエンジンは「電動ターボ」を装備するのは間違いないだろう、とも推測しています。

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参照:Autocar

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