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新型トヨタ「ランドクルーザー250」発表。フロントは「角目と丸目」、レトロとモダンを融合しランクル魂を反映した原点回帰、かつ中核モデル

新型トヨタ「ランドクルーザー250」発表。フロントは「角目と丸目」、レトロとモダンを融合しランクル魂を反映した原点回帰、かつ中核モデル

| 新型ランドクルーザー250の開発は豊田章男前社長直下にて行われていた |

高級・豪華になりすぎたランドクルーザーから、「より人々に密着したランドクルーザー」へ

さて、トヨタが待望の新型ランドクルーザーを発表。

その名称は「ランドクルーザー250」として発売され、日本では初回特別仕様車「ファーストエディション」ふくめ2024年前半に発売されることについても言及されています。

このランドクルーザー250について簡単にまとめると、ランクル魂として知られる「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」を忠実に再現した原点回帰モデルであり、トヨタいわく「ランクルの中核モデル」。※価格については今回発表されていない

トピックとしては以下の通りです。

ランドクルーザー250の概要

  • GA-Fプラットフォームを採用することで、オフローダーとしての基本性能が向上
  • ランドクルーザーの名にふさわしい走破性の実現、様々な仕様地や環境規制に対応する多様なパワートレーン
  • 機能性を追求したパッケージング、伝統と最新とを融合させたエクステリア/インテリア
  • クラストップレベルの安全性能を確保

ちなみに新型ランドクルーザー250発表につき、BJから最新世代のランクルまでもが勢ぞろいする、まさに「ランクル祭り」といった中で行われています。

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ランドクルーザー250のフロントマスクは「ニ種類」

今回公開されたランドクルーザー250のフロントマスクはニ種類あり、レトロな「丸形」ヘッドライト、先進的な「角型」ヘッドライトが与えられています。

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これらの差異については今回のプレスリリースでは言及されておらず、全てのグレードで選択できるのかどうか、仕様地によって異なるのか、もしくは「ファーストエディション」のみがこの丸目なのかどうかはちょっと不明。

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エクステリアについては「信頼性」「シンプルさ」「プロフェッショナルさ」をイメージしており、これまでのランクルが採用してきた「水平基調」を取り入れたデザインを行うことで「ランクルらしさ」をイメージ。

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ボディサイズは全長4,925ミリ、全幅1,980ミリ、全高1,870ミリ、ホイールベース2,850ミリなので「巨大」と言っていい部類かもしれません。

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参考までにですが、車両/パーツのデザインや設計においても「使いやすさ」「人々の生活を支える」ということを意識していて、ダッシュボードの高さを低く取り、かつベルトラインを下げて室内からの見晴らしを良くするなどの工夫を行っているほか・・・。

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各パーツには「壊れにくい」ヘビーデューティーな設計を与え、しかし万一壊れても「修理しやすい」構造とするなど、使う人への配慮がなされています(参考までに、ランドローバー・ディフェンダーの場合、テールランプユニットは「分割」されており、一部分を破損した場合はそこだけ交換できるように設計されている)。

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なお、このランクル250は豊田章男氏が社長を務めていた時期に企画されたクルマで、ランクルが属する「ライトデューティー系」については年々高級・豪華路線を進む傾向があり、しかし(おそらくは全米ディーラーからの要望もあって)豊田章男氏としては「人々の生活を支えるという本来の姿に立ち返るべき」という考えを持っていたもよう。

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たしかに(ランクル300登場以前から)新型ランドクルーザーは原点回帰のシンプルなオフローダーになるという話があり、しかしランクル300が登場したときには「おや、話が違うぞ」と思ったものの、その影ではこのランクル250のプロジェクトが進んでいたということになりそうですね。

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トヨタ北米のディーラー会合にて今後の計画が明らかに!「次期86は255馬力ターボ、2021年6月発表」「次期ランクルはオフローダーの性格を強め価格を抑える」等

| ちなみにTjクルーザーの話は出なかったようだ | さて、北米では2月中旬に様々な自動車メーカー間でのディーラーミーティングが開催されたようですが、そこで語られた情報がいくつか漏れ伝えられているよう ...

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そういった「質実剛健」「ランクル誕生初期の精神を忘れずに」「人々の生活を支えることができるクルマ」としてのコンセプトをもって開発されたのがこのランドクルーザー250ということになりますが、その一方で、車体にはランクル300やレクサスLX、レクサスGXと同じ最新のGA-Fプラットフォームを採用しています。

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これによってオフローダーとしての走行性能が大きく向上し、しかしそれ以上に改善されたのが「乗り心地」だと思われ、クラストップレベルとトヨタが主張する先進安全性とあわせ、まさに「新世代」ランドクルーザーとも言うべきクルマが誕生したということになりそうです。

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なお、このGA-Fプラットフォームの採用によって得られた成果としては「従来比でフレーム剛性50%増し、車両全体での剛性30%増し」「サスペンションの路面追従性が増し、タイヤが浮きにくくなった」「マルチテレインモニター/マルチテレインセレクト機能など、悪路走行時の運転支援がより的確になった」「悪路走行時だけではなくオンロードでの走行性能も向上した」といったところが紹介されています。

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新型ランドクルーザー250にはこんなパワートレーンが搭載される

このランドクルーザー250はワールドワイドに販売されるモデルであり、世界各地の要望や規制に合わせて様々なパワートレーンを取り揃えていることが特徴のひとつで、これも「世界で愛されるクルマになる」というトヨタの願いの現れだと考えていいのかもしれません。

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たとえば日本だと「2.8リッター・ディーゼルターボ+8AT」「2.7リッター・ガソリン+6AT」が導入され、北米と中国では「2.4リッター・ガソリンターボハイブリッド+8AT」、中東では「2.4リッター・ガソリンターボ+8AT」、オーストラリアや欧州だと「2.8リッター・ディーゼルターボ(48Vシステム)+8AT」といった具合です。

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新型ランドクルーザー250のインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型ランドクルーザー250のインテリア。

エクステリア同様に「機能を感じさせる」デザインを採用しており、トヨタいわく「直感的に操作できる、迷いにくいスイッチの配置を目指した」。

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公開されたオフィシャルフォトではダーク系の画像のみとなっていますが、おそらくは他にも選択肢があるものと思われます。

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メーターはフルデジタル。

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一部の操作系には「滑り止め」が施されているようですね。

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新型トヨタ・ランドクルーザー250のワールドプレミア動画/プロモーション動画はこちら

参照:TOYOTA

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