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| レクサスLC「ピナクルエディション」は日本の伝統と美を反映した「コレクターズアイテム |
そのぶん価格は上昇しているが、「その価値」はあるだろう
レクサスLC500が2026年モデルに向け、限定100台の「ピナクルエディション」を日本市場向けに発表。
これは先に北米で発表された「LC500 インスピレーション」シリーズに近い仕様が盛り込まれ、レクサス(トヨタも)はこれまでにも北米と日本において「共通する仕様を持ち、しかし名称違いの」特別仕様車や限定車を発表していて、今回もその例に倣ったということに。
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なお、ピナクル(pinnacle)とは「頂点、絶頂」を意味しており、レクサスLCの「到達点」つまるところ「最高にして最終」モデルであると捉えることが可能です。
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2026年モデル向け、LCに特別仕様「ピナクル」登場
レクサスLCはフラッグシップクーペとして2016年に登場し、その登場から約10年、今回の「ピナクルエディション」は最後の特別仕様になる可能性があるとともに「限定わずか100台」という希少なモデル。
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「クーペ」「コンバーチブル」ともに100台が用意されますが(ともに価格は1780万円)、購入者は「(希望者の中から)抽選」によって選ばれ、しかしこれらのうち50台は「既存オーナーを対象に先行抽選がなされ」、そのほかの”一般”オーナーは7月24日から8月7日までの間にレクサス正規ディーラーへと申し込みを行い、8月18日になされる当選発表を待つ必要があるようですね(当選者にはディーラーから連絡がある)。
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専用エアロとカラーを採用した“頂点”仕様
ピナクルエディションは、2020年に登場した「アビエーション(Aviation)」エディションを彷彿とさせるフロントカナードや、カーボンファイバー製の固定式リアウイングなどの特別なエアロパーツを装備。
ボディカラーには、クーペに「朧銀(おぼろぎん)」のマットクリア仕上げ、コンバーチブルに「ニュートリノグレー」と「ブラウンシルバー」の幌を採用しています。
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足元は21インチサイズの鍛造マルチスポークホイールが装着され、ブラックスパッタリング仕上げが高級感を演出することに。
そのほか、随所にブラックパーツが採用されるなど(ルーフサイドの”日本刀モチーフ”のシルバーパーツもブラック仕上げ)細部にいたり特別感と高級感が演出されています。
レクサスLC「ピナクルエディション」のインテリアも特別仕立てに
レクサスLC「ピナクルエディション」のインテリアだと、クーペがブラック&ホワイトのツートンカラー、コンバーチブルではサドルタン&ホワイトという上質な配色。
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いずれも「LCリミテッドエディション」のバッジがセンターコンソールに配置され、カーボンスカッフプレートや刺繍入りダッシュボードなど、特別仕様ならではのディテールが満載です。
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こちらは専用プレートに・・・。
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専用の「グラデーション刺繍」。
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このほかスカッフプレートにも特別なステッチが採用されるなど、まさに「コレクターズアイテム」とも言える仕上がりを持つようですね。
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5.0L V8エンジン+10速AT、シャシーも専用チューン
レクサスLC500ピナクル・エディションに搭載されるのはおなじみの自然吸気5.0L V8エンジンで、最高出力は471ps(351kW)、最大トルクは540Nm。
10速ATと後輪駆動を組み合わせ、機械式LSDも特別にチューニングされています。
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クーペにはアルミ製中空リアサスペンションメンバーが装着され、剛性とグリップ性能を向上させていますが、足回りはボディタイプごとに個別セッティングされ、クーペはスポーティに、コンバーチブルは快適性重視となっています。
通常モデルも継続販売、V8とハイブリッドの2本立て
なお、ピナクルエディションとは別に、通常のLCラインアップも引き続き販売されますが、こちらは3.5L V6ハイブリッド(LC500h)と5.0L V8(LC500)の2タイプが用意され、価格はそれぞれ約1,410万円〜1,538万円となっています(8月4日発売予定)。
まとめ:レクサスLCのフィナーレが近づく?
ピナクル=“頂点”という名前が示すように、今回の特別仕様はLCの有終の美を飾るモデルとなる可能性があり、現時点で後継車や生産終了の公式アナウンスはないものの、LFA以来のV8クーペを狙うなら今が最後のチャンスかもしれません。
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