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内外装が光りまくる!「富裕層向け」に新しい価値観を盛り込んだ「ベントレーEXP100」の実車が公開される

2019/08/22

| ベントレーは光ることでその光明を見出したようだ |

ベントレーは少し前に100周年記念コンセプトカー「EXP100」を発表し画像を公開していますが、今回はその実車を、はじめてベントレー本社にて、メディアに対してお披露目した、とのこと。

このベントレーEXP100は、100周年記念という意味合いだけではなく、「未来のベントレー、具体的には2035年モデルをイメージしたピュアエレクトリック・ラグジュアリーグランツーリスモ」でもあります。

フルエレクトリック、そして高いレベルの自動運転機能を備え、スペックとしては4モーターにて1340馬力を発生。
もちろん4輪トルクベクタリングにて高い運動性能を発揮し、0-100キロ加速は2.5秒、最高速度は300km/h、航続可能距離は700キロいう「想定」です。

これまでのベントレーは方向模索中「だった」

現在ベントレーはあまり販売状況が芳しくなく、「上」に位置するロールスロイス、「下」のメルセデス・ベンツやBMWに対しても今ひとつ競争力を発揮できない状態。

つまりブランドとしての訴求力が希薄ということですが、ベントレーはそれを解決するために「富裕層向けブランド」へのシフトを一つの方向として示しており、このEXP100もその一つ。

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スタイリング的には、過去のベントレーに見られる「大きなヘッドライト」をさらに強調し、フロントグリルや、長いリアオーバーハングと言ったベントレーの特徴を捉え、さらには未来風に仕上げています。

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フロントグリル内には6000ものLED光源を仕込み、これでもかというほど(フロントグリルだけではなく)光っていますが、こういった「光りモノ」が好きな人も多く(ぼくもけっこう好き)、もしかすると思わぬヒットに繋がるのかもしれません。

その意味では「光って光って光らせまくる」のはベントレーにとってひとつの勝機かもしれませんね(これが、他ブランドではなく、ベントレーを選ぼうという動機づけになる)。

そしてもちろん、テールランプも妖しく光るデザイン。
こういった「アニメーション機能付き」ランプはいくつかのメーカーがコンセプトモデルに採用しており、もしかすると今後一つの主流になるのかも。

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シザースドアを採用していますが、これは実用云々よりも「非日常性を演出する」方法としてこれからの「超高級」ベントレーには必要なのかもしれませんね。

なお、ルーフの一部もドアと同時に開閉する構造を持ち、これによって乗降時に「ルーフに頭をぶつける」心配がなくなっています。

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フロントには大きなエアアウトレットがあり、エレクトリックモデルと言えどもフロントにバッテリー冷却用のラジエターを持つのかも。
フロントトランクの有無については不明です。

ボディサイズはかなり大きく、全長5,800ミリ、全幅2,400ミリ、そして車体重量は1,900キロ(現行のベントレーのサイズ/重量を考えると、実際にこのクルマを1900キロに収めるのは難しそう)。
ただ、このEXP100は「富裕層向け」なので価格の制限はほぼ無いと思われ、カーボンファイバー等の高級素材を惜しげもなく使用することで軽量化を目指すのだと思われます。

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そしてこの「フライングB」ももちろん発光(動画にて確認可能)。

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ルーフはグラストップ。
内外装にはブロンズ(というかピンクゴールド)のアクセントが用いられています。

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ベントレーEXP100のインテリアはこうなっている

ベントレーは今回、新しくEXP100の内装についても画像を公開。
加えてAIとパーソナルアシストを持つことも発表され、自動運転モードは「エンハンス」「コクーン」「Re-Live」「Customize」含む5つ。

内装においても外装同様に「光」を多用しており、これと自動運転モードとを連動させることで乗員にやすらぎを与えたり、ということを考えているのでしょうね。

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シートのサイド、シート、ルーフ、ドアインナーパネルなどにはベントレーのデザイン上における特徴の一つ「ナーリング(ダイヤモンド状の切削加工)」が採用され、しかも新しい解釈が見られます。

このあたり、「過去と未来とを結びつけた」ということが視覚的にわかります。

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ドアを開けるとプレート、そして昔の貴族が手紙の封印に使用した「蝋(ワックス)」のようなもの。
細かいところですが、今後のベントレーに必要なのは「こういった部分」だと考えています(こういった細かい部分の積み重ねが”ブランド”を作る)。

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そしてインテリアの素材にはウッドやウールなど、自然由来のものを使用しており、ここも富裕層へとアピールしたい部分なのでしょうね。

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