｜ 現在、精巧な乗用ミニチュアカー市場は大盛況である ｜
まさかこんな「ブーム」が来ようとは考えたこともなかったが
さて、1年半ほど前にもRMサザビーズ主催のオークションに登場した「3/4サイズのフェラーリF40」がまたまた競売に登場。
ただし以前の個体とは少し仕様が異なるので”別の”個体ということになりそうですが、予想最高落札価格は以前と同じ4万ドル（現在の為替レートにて約560万円くらい）だというエスティメイトが出ています。
なお、このフェラーリF40はフェラーリの正式な承認を得ていないのか（フェラーリの弁護士を怒らせないよう）フェラーリのエンブレムや文字を一切使用せず、「Fレーサー」という名目にて出品されるようですね。
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フェラーリF40風「Fレーサー」はこんな仕様を持っている
そこでこの「Fレーサー」を見てみたいと思いますが、全長は約260センチ、幅は160センチというサイジング（参考までに、軽自動車の規格は全長340センチ、全幅148センチ）。
搭載されるのは270ccの容量を持つガソリンエンジン、そして最高速は約56km/hだと紹介されています。
現在こういった「精巧な、そして乗車可能なミニチュアモデル」の人気はけっこう高く、その火付け役は英国の「リトルカー・カンパニー」だと思われます。
同社はフェラーリやブガッティとも提携しており、非常に精密な（しかし電動の）乗用ミニチュアを製作しており、その価格はいずれも「数百万円（高額なものだと1000万円オーバーもある）」に設定され、富裕層のコレクション、子息へのプレゼントとして人気を博しているわけですね。
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そしてこのFレーサーには2つのシートが装着され、大人1名もしくは子供2名が乗車可能。
ルーフは取り外し可能なので、大柄なドライバーにも対応が可能です。
なお、最高時速が56km/hということもあり、子供のみで乗車させる場合は相応の注意が必要かもしれません（広大な自宅敷地を持つ富裕層には余計な心配かもしれないが）。
ダッシュボードとフロアはカーペット仕上げ（フロアにカーペットが敷かれているぶん、本物のF40よりは豪華かもしれない）、そして電圧計と油圧計が備わり、その横にはキーシリンダーも（スピードメーターは設置されていない）。
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エンジンカバーは本物のフェラーリF40同様のポリカーボネート製。
テールランプ、メッシュグリルも再現度高し。
NACAダクトも備わります。
リアフェンダー上にもNACAダクト。
ホイールもちゃんと星型シェイプ。
エンジンの発生するパワーを受け止めるべく油圧ディスクブレーキが装着され、オイルダンパーを備える4輪独立サスペンション、リアディファレンシャルを備え、事実上、ボディを載せた大型ゴーカートとしてはかなり洗練されたシャシーを持つと言って良さそうです。
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参照：RM Sotheby's