【動画】GRスープラが航空アクロバットチームの如く華麗に「路上を」舞う！英国空軍レッドアローズ同様、9台で編成される"ロードアローズ"の走りを見てみよう

｜　トヨタはしきりにGRスープラの「ドリフト」許容設定をアピール　｜

さて、英国のトヨタ法人が「GRスープラにて、航空アクロバットチームばりのスタント」に挑戦した動画を公開。

英国空軍（RAF）のアクロバットチーム、レッドアローズになぞらえて「ロードアローズ」と命名された9台（編成数もレッドアローズと同じ）がスモークを出しながら路上を華麗に走り抜ける様子を捉えています。

もちろん航空機とは異なり「飛んだりロールしたり」というアクションはないものの、路上用に練り込まれたプログラムに従い、驚きのパフォーマンスを見ることができ、あらためてGRスープラの運動性能には驚かされますね。

GRスープラは「黄金比」がその特徴

トヨタによると、このスタントを可能としたのは「黄金比」。

重心の低さや前後重量バランスはもちろん、ホイールベースとトレッド（トラック）の比率に至るまで妥協なく設計されており、それがこの「一糸乱れぬ」編隊飛行ならぬ編隊走行を実現させているようですね。

なお、このスタントのフローを考えたポール・スイフト氏は「ミニカーを使用し、その動きをイメージした」とのこと。

スープラが「編隊走行」を見せる動画、”ロードアローズ”はこちら

トヨタは世界中でGRスープラのプロモーションを強化

なお、トヨタはGRスープラについて「絶対に外せないクルマ」だと捉えているようで、発売以降世界中にてプロモーションを強化。

日本でも谷口信輝選手（86/BRZ Race プロフェッショナルシリーズチャンピオン）と斎藤太吾選手（D1シリーズチャンピオン）、そしてマクドナルドとのコラボレーションによるドリフト動画を公開済みです。

北米においてもつい先日、「AIによる、無人かつ自動でのドリフト動画」が公開されていますが、GRスープラにおいてはデビュー前から「ドリフト専用車両」が作られるなど、とにかくドリフト推しを行っており、これはほかのスポーツカーとは全く異なるところだと思います。

一方、拡販のためか当初は（欧米にて）予定していなかったとされる4気筒版スープラを投入したり、さらに発売後間もない次期にもかかわらずパワーアップを行ったり、SEMAにも公式カスタムカーを送り込んだりと早期からテコ入れを行っていて、さらには「BMW M製のエンジン」を搭載したハードコアモデルもスタンバイしている、と言われます。

こういった例を見るに、とにかくトヨタは（ホンダがNSXについて、ほぼ何もしないのとは反対に）「なんとしても」GRスープラを盛り上げたいのだと認識していますが、おそらく大きな効果があると思われるのは映画「ワイルド・スピード／ジェットブレイク」に登場すると思われる「ハンが乗っていたRX-7っぽいカラーのGRスープラ」。

ただしこちらはコロナウイルスの影響にて公開が遅れており、どうしようもない事情ではあるものの、トヨタとしてはかなり残念に感じているのかもしれません。

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参照：TOYOTA UK