フェラーリの新型ハイパーカー「F250」最新スパイ動画！そのルックスはル・マンレーサーである499P風、パワートレインもV6+ハイブリッドと言われるが【動画】

｜　フェラーリはル・マン24時間レースにて優勝を飾り、その余波でこの「499Pと関連性の高い」ハイパーカーを発表する意向か　｜

ただしボディパネルはまだまだ初期の試作段階だと思われる

さて、フェラーリは直近でSF90VS（＝ヴェルシオーネ・スペチアーレ）の発表を控えていますが、その後に発表されると言われるのが”新型ハイパーカー”。

これは昨年10月にその計画が文書にてリークされたもので、それによるとコードネームは「F250」、そして車体はラフェラーリベースで1,200馬力を発生するとされ（パワートレインは不明だがハイブリッドと考えるのが妥当。試作車にも高電圧ステッカーが見られる）、先行プロトタイプ（Mulotipi）が2022年7月に、プロトタイプ（Prototipi)が2023年3月に生産を開始、さらに2024年1月には量産のための試作品（Avanserie）が登場し、2024年5月にはプリプロダクションモデル（Preserie）が製造されるというスケジュールにて開発が進められるもよう。

さらに2024年10月には599台限定にて発表され、その後の2026年7月にはサーキット走行専用モデルとしてXXバージョンがラインアップに加わり（生産台数は30台のみとされている）、フェラーリ80周年となる2027年にはオープンモデルがわずか199台のみという限定台数にて発売されると言われています。

ここ最近、フェラーリ本社付近では新型ハイパーカーのプロトタイプがたびたび目撃されている

そこで今回はスパイ系ユーチューバー、Varryx氏がこの新型ハイパーカーと思われるプロトタイプを動画に収めて自身のYoutubeチャンネルへと公開していますが、現段階では前身カモフラージュが施され、フロントには296GTB/296GTSのヘッドライト、リアにはSF90ストラダーレ/SF90スパイダーから拝借したテールランプが装着されています。

もちろん現段階では初期のプロトタイプにとどまり、よって最終的にそんなデザインをもって登場するのかはわからないものの、現時点での印象は”499Pとの共通性が感じられる”というもの。

この499P（下の画像）は50年ぶりにフェラーリがル・マン24時間レースへと復帰するためのチャレンジャーで、フェラーリは499Pにてル・マンを制し、その勢いに乗ってこの新型ハイパーカーを発売する計画を持っているのかもしれません。

そう考えると、この新型ハイパーカーと499Pとが関連性を持つことにも納得できますが、ひとつ疑問に思うのはこの（試作車に装着される）リアウイング。

フェラーリは今後大きく方向性を変更する？

というのも、フェラーリはこれまでロードカーに対して「別体式リアウイング」を与えてこなかったためで、これまでF40やF50のように「ボディ一体型」という例は見られたものの、「別体式リアウイング非装着」といった方針はカタログモデルや限定モデル、スペチアーレにおいても一貫しています。

たしかにフェラーリのスペチアーレは「モータースポーツ直結」というコンセプトを持つものの、今まで装着されなかったリアウイングをロードカーに与える可能性があるというのはかなり衝撃的であり、しかし最近目撃される頻度が高いSF90VSのプロトタイプにも大型リアウイングが装着されるところを見るに、フェラーリはこれまでの「禁」を破るつもりなのかもしれません。

なお、動画では車体後部に（おそらく）マイクを装着してサウンドを計測もしくは録音している様子も確認できますが、この新型ハイパーカーにつき、499P同様の「V6ツインターボ＋ハイブリッド」というパワートレインを搭載するのではという見方も根強く、そしてこれが実現するならば、「フェラーリのスペチアーレにV6」といいう、これもまた前例のないマイルストーンが打ち立てられることになるのかもしれません。

フェラーリの新型ハイパーカーが走行する様子を捉えた動画はこちら

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参照：Varryx