| 本来、ミニはホットハッチの代名詞だったはずだが |
さて、欧州では大きく盛り上がっているGRヤリス。
やはり欧州ではラリーの人気が高いということが(日本とは違って人気化している)ひとつの理由だと思われますが、カーメディア、ユーチューバーともに強い興味を示しているようですね。
そして今回はサーキットアタックでおなじみのSport Autoが「ホットハッチ・トラックバトル」なる企画を立ち上げており、そのひとつとしてGRヤリス、ミニJCWのタイムアタックを敢行しています。
まずはGRヤリスとミニJCWとのスペックを比較してみよう
そしてまずはGRヤリスとミニJCWとのスペック比較。
ボディ形状は両者とも3ドアハッチバックですが、大きく異なるのは「GRヤリスは4WD、ミニ・ジョン・クーパー・ワークスはFF」ということ。
エンジンについても相違があって、ミニJCWは2リッター4気筒ターボ(231馬力)、GRヤリスは1.6リッター3気筒ターボ(272馬力)。
テスト車両においては、両者ともトランスミッションは6速マニュアルを採用しています。
車体重量はミニJCWが1250kg、GRヤリスは1280kg。
実際にサーキットを走ってみたらこうなった
そしてこちらが実際にサーキットを走ってみた結果。
GRヤリスは2分3秒8というタイムにて駆け抜けています。
一方のミニは2分9秒6。
正直「けっこうな差」だとも捉えていて、これまでの数々の動画を見ても、ミニはいまひとつ加速、サーキット走行タイムともに優れないという印象があり、完全にパフォーマンス競争からは取り残されてしまったというイメージも。
ミニはかつて「唯一の」プレミアムコンパクトとして幅を利かせていたものの、その座にあぐらをかいていたためかシトロエンやDS、アウディ、その他多くのブランドにシェアを侵食されてしまい、今ではその地位が危うくなってしまった模様。
ぼくはR56世代のミニクーパーSに5年ほど乗っていますが、その後に発売されたF56世代についてはほぼ進歩が見られないばかりかコストダウンもいくつか見られ(ミニはさらに次世代でのコストダウンを考えていると言われる)、それ以降はミニと縁のない生活を送っています。
ただミニはぼくにとっても思い入れがあり好きなブランドのひとつでもあるため、いつかは「戻りたい」とも考えているわけですね。
トヨタGRヤリスとミニJCWとがタイムアタックを行う動画はこちら
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参照:sport auto