| さらにはパーソナリゼーションも「メーカー純正カスタム」に客を持ってゆかれている |
さて、ポルシェのチューン/カスタムにおけるスペシャリスト、テックアートがタイカンのカスタムプログラムを公開。
テックアートによれば「最新テクノロジーとワークマンシップとの合作」「バーチャルリアリティデザインとリアルライフ・テストとの融合」とのことで、そのデザインにおいて新しいプロセスを導入したことをアピールしています。
外観の変更は「控えめ」
テックアートが発表したタイカンのカスタムにつき、その外観の変更は比較的「ひかえめ」。
純正デザインを下敷きにしたフロントバンパー、サイドステップ、リアディフューザーがリリースされていますが、これらはすべて風洞実験と実走テストによって性能が証明されている、とのこと。
加えてカスタマイズが可能な鍛造ホイールが用意されています。
その真髄はインテリアにあり
ただし今回のタイカンについて、その真髄はインテリアにあるようで、内装はダッシュボードやセンターコンソール含めて「総張替え」。
ブラックレザーそしてアルカンターラが使用されており、アシッドグリーンのアクセントが随所に散りばめられています。
ステアリングホイール上のセレクター、そしてボルトもアシッドグリーン、センターマークもアシッドグリーン。
面白いのは波型のようにもハニカム型のようにも見えるステッチや(おそらくはレーザーによる)パーフォレイト加工が施されたダッシュボードやステアリングホイール、シートの表皮で、これがかなりエキゾチックな印象を演出しているようですね(一瞬、ニシキヘビ柄のようにも見える)。
EV時代はチューナーにとって厳しい
なお、これから自動車は「EV化」へと向かいますが、そこで困るのがチューナーたち。
EV世代に突入すると、ガソリンエンジン車にように「ECUによるパワーアップ」「物理的にチューンしてのパワーアップ」「エキゾーストシステムやエアクリーナー交換」といった定番チューンを施すことができず、かといってバッテリーやモーターを制御するプログラムを書き換えることも(リスクが大きすぎて)不可能だと思われます。
そうでなくとも現代においては、各自動車メーカーが豊富にオプションを用意することでチューナーが活躍できる範囲が狭められており、かつエアロダイナミクスやブレーキ、サスペンションについても「統合して制御」されたり、トータルでなんらかの機能を持つに至っているため、チューナーが部分的に手を入れることができなくなっていて、しかし今後はさらにチューナーのできる範囲が縮小されることになるため、チューナーの存在意義を問われることになるのは間違いなさそうですね。
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参照: Techart