本投稿は別ブログ「no more ready-made」にアップしていたものですが、情報集約を目的に本ブログへと記事を移動させ、その際に内容を調整したものです(基本的には”当時”のままの時系列的表現です)。
今見ると大変読みづらい内容となっていますが(完全に独り言のようなもの)、そこはご容赦いただければと思います。
| ランボルギーニ・ガヤルド納車一ヶ月後。やっぱりスーパーカーは色々違う |
ランボルギーニ・ガヤルドは「スーパーカー」に属する車ですが、試乗やちょっと乗った だけではわからず、やはり自分の車として、自分がいつも使用する環境で実際に使用してみて「はじめてわかる」といったこともあります。同様に、いくつか気づいたことなどあったので、ここで記載してみましょう。
ランボルギーニ・ガヤルド納車一ヶ月後に気づいたこと
1 けっこう砂利を巻き上げる
フェンダーの内側 やアンダーカバーの中に砂や砂利が溜まるようですね。これは洗車をすると水とともに排出されてきますが、まだ内部に残っているものもあるかと思います。ちなみにこれは、ポルシェ986ボクスター、997カレラでは見られなかった現象。
もしかするとタイヤのグリップが強い(ラバーが柔らかい)からなのかもしれません。※タイヤはピレリPゼロ
2 けっこう石を拾った時の音が車内に入る
走行中に石を巻き 込んだ際、フェンダー内で石が跳ねる金属音がけっこう室内に入る(特にフロント)。これはたんに構造の問題であり(遮音材が少ない)、不具合といったわけではないので気にしていません。
3 けっこう乗りやすい
スーパーカーという印象とは裏腹に、慣れるとけっこう乗りやすい、と思います。
初期インプレッションでも挙げましたが、前方の視界が良く、それに関しては気を遣うことがありません。
そして後方視界は絶望的ですが、「目視は不可能」とあきらめて、ルームミラーとドアミラーに頼るのみという運転に慣れてしまえば、シートに座ったまま体を動かすことなく、首の動きも最低限 で運転に集中できます。
一般的に、経験上ドアスキンマウントのミラーを採用していて、かつこれだけの車幅があると、首を左右に振ってドアミラーを見なければならないものですが(BMW Z3は車幅が広くないのに左右ミラーを同時に見るのに苦労した)、ガヤルドの場合はドアミラーを前にオフセットしてあるのでその必要が無く(もしくは最小)、これは非常によくできている、と感じる部分。
トランスミッションにオプションのEギアを選択したこと で(クラッチ操作にとらわれず)シートを比較的後ろまで下げることができた、ということも関係していると思います。
4 5.2リッターなのに高回転
ランボルギーニ・ガヤルドのエンジンはやはり高回転型。
ガヤルドはV10 5.2Lという大きなエンジンを積んでおり、このエンジンはロングストロークでありながらレッドゾーンは8500回転からという、他に類を見ないものであります。
そんなわけでランボルギーニ自体も比較的高回転で走るというセッティングに振っているようで、それはギア比にもあらわれています。
これだけのトルクを持ちながらも、時速100km時点での回転数は約 3000。
ポルシェ911(997、6速MTの場合)では2300回転程度、ミニクーパーS(6速マニュアル・トランスミッション)でも2500回転ほどなのので、ガヤルドは総じて高回転で使用することを前提としているようですね。
また、2000回転以下だとEギアもシフトアップ操作を受け付けてくれないようで、2000回転以下での走行は考えられていない模様。
こういったセッティングは大排気量・高トルクエンジンとしてはきわめて珍しいタイプであり、現在のほとんどの自動車メーカーの方向とは異なる特性だと思います。
5 意外と前や底を擦らない
意外とフロントやフロアを擦らずに済んでおり、これは助かるところ。
以前に挙げたように、ガヤルドはけっこう最低地上高が高く、今までにどこかを擦ったことはありませんし、日常出入りする範囲では、まず問題がなさそうで す。
6 運転はやっぱり楽しい
総じて、「楽しい 車」であると表現するのが正しいと思います。ぼくの場合、「他人にウケるか」などということはあまり考えずに、自分が満足できるかどうかを基準において 車を選ぶので、わざわざ(フェラーリよりも)マイナーでリセールの劣る(ランボルギーニ)ガヤルドを選んだわけですが、その期待を裏切らない車だという印象を受けています。
始動時のエンジン音も近所迷惑ですし、大柄なボディを持ちますが、それでも積極的にガレージから出したくなる車でありますね。
7 ただし乗ってゆく場所を選ぶ
ガヤルドはそのサイズや見切り、最低地上高において、普通の車とは使い勝手に遜色がなく、どこにでも乗って行きやすい車ですが、最も恐れるのは駐車時の「いたずら」。
これば かりはそれを回避できる場所を探して停める他は無く、その意味においては「乗って行く場所を選ぶ」車でもあります。