| カスタムロレックスは一部で高い人気を誇る一方、「ロレックスを台無しにした」と憤る向きも |
ボクとしてはカスタムロレックスは十分に「アリ」だと考えている
さて、ロレックスやパテックフィリップなど高級機械式腕時計のカスタムを行うスイスの工房、「アルチザン・ドゥ・ジュネーブ」。
今回はゴールドモデルのコスモグラフ デイトナ2本のカスタムを公開していますが、いずれも劣らぬ個性を持っており、それぞれの内容を見てみたいと思います。
まずはイタリアのマッジョーレ湖をイメージしたという「デイトナ・マッジョーレ・チャレンジ」について、こちらはカスタムを依頼した顧客が「子供の頃、家族で週末を過ごした」マッジョーレ湖をイメージしたと紹介されています。
デイトナ・マッジョーレ・チャレンジはこんな仕様を持っている
そしてこのデイトナ・マッジョーレ・チャレンジに使用されるベゼルはグレーのセラミック。
そこにホワイトとオレンジを用いて文字への流し込みを行っていますが、このデイトナ・マッジョーレ・チャレンジにおけるテーマカラーは「ストームグレー」「ビターオレンジ」「アークティックホワイト」の3色で、これらは秋のマッジョーレ湖、とくに湖面に映った紅葉をイメージしているようですね。
ダイヤルはサファイアグラスにローズゴールド。
針(ハンズ)にもオレンジとホワイト。
ムーブメント(キャリバー4130)は自動巻きから手巻きへと変更され、裏面スケルトン仕様に(視覚的に)耐えるべく各パーツに加工が施されます(グレーの部分はサンドブラスト加工)。
こんな感じで組み合わせられ・・・。
表面もスケルトンです。
デイトナ・ハニーブルー・チャレンジは「クラシカル」
そしてもう一本のコスモグラフ・デイトナのカスタムは「ハニーブルーチャレンジ」と題された一本。
ベースとなるのは116508、しかし70年代風のデイトナっぽく見せるためにリューズガードを削り落としてベゼルはベークライトに、そして風防はドーム状の樹脂へと変更するなど大幅なカスタムが施されています(上で紹介したデイトナ・マッジョーレ・チャレンジは現代風カスタム)。
文字盤は70年代風のサンレイフィニッシュ。
ケースサイドとブレスレットのサイドはポリッシュ、そして表面はブラシ仕上げ。
一方ムーブメントは自動巻きのままですが、こちらもスケルトン化の鑑賞に耐えうるようにカスタムが施されてます。
なお、ケースバックはスケルトン化(こちらにはサファイアクリスタルを使用)のほか、周囲に「ARTISANS DE GENEVA」の文字が彫られ、文字周辺にはサンドブラスト加工。。
ブレスレットは「ゴールド」のほかクロコダイルも用意され、こういったカッターにてくり抜かれて加工されることに。
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