
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| もともとのディアブロのパーツが「ほとんど」なく、であればディアブロをベースにしなくとも良かったような気もするが |
それでもランボルギーニ・ディアブロを使用したのは「美学の表現」なのであろう
さて、ときに「想像の範囲を超えた」カスタムカーが登場することがありますが、今回紹介する「ビースト」もそのひとつ。
これは福島県を拠点とする白岩モーターワークスの展開する「バリュープログレス」よりリリースされたワンオフモデルで、大阪オートメッセにてお披露目された後、じわじわとその存在感がクローズアップされるようになっています。
そのベースは「ランボルギーニ・ディアブロ」
そして驚くべきは、このベースとなったクルマがランボルギーニ・ディアブロということで、つまりよくある「安価な大衆車をベースとして、ランボルギーニにインスパイアされつつ、自分の理想のスーパーカーを作り上げた」というたぐいではなく、本物のスーパーカーをもとに制作されているわけですね。
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バリュープログレスはこのカスタムカー、ビーストを「和製スーパーカー」と呼んでおり、たしかにその雰囲気は「ある意味で暴走族風」。
そこにランボルギーニ・ヴェネーノの持つ要素を加えているようにも思われ、「フィンとダクト」が大量に用いられています。
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そして圧巻はこのテールパイプで、構造自体は不明ではあるものの、とんでもない音を発生させそうですね。
ちなみにホイールはフロント19インチ、リア20インチという前後異径サイズ(タイヤ幅はわからないが、画像を見るに”相当”広い)。
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そしてもっと驚くのはディアブロの比較して57センチ長く、36センチ広くなって「全長5,030ミリ」「全幅2,400ミリ」に達していることで、この狭い日本ではかなりの制限を受けることは間違いなく(そもそも公道走行が可能であるかどうかもわからない)、それでもこのクルマを作ったということには敬意を評したいと思ます(デザインは好き嫌いの問題だとして、制作に関する技術自体はなかなかのものである。面もちゃんと出ていてうねりが少なく、これだけあるフィンも歪まずに並行を保っている)。
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