Image:Bell&Ross
| ケース素材やデザインに応じてディティールに変化が付けられ、より表情が豊かに |
さらに仕上げの精度も大きく向上しているように思われる
さて、「異例の角形ダイバーズウォッチ」、ベル&ロス BR 03 ダイバーが登場から7年を数えてついにリニューアル。
ダイバーズウォッチというと、水圧が均等にかかるよう「円形ケース」を採用するのが常ですが、ベル&ロスは自社のアイコンである角形ケースにこだわり、困難を承知で角形ケースを用いているわけですね。
なお、ベル&ロスは以前にもBR 02なるトノー型ダイバーズウォッチをリリースしているものの、このBR 03は同社にとって「初」の角形ダイバーズウォッチ。
もちろんこのBR 03はISO 6425にて定められた”ダイバーズウォッチ”の国際規格を満たしており、100メートル以上の防水性能、逆回転防止ベゼル、夜光塗料(暗所での視認性)、耐衝撃性、耐磁性などを備えます。
新しいベル&ロス BR 03はこう変わった
そこでこの新しいベル&ロス BR 03について、まずパワーリザーブが54時間に延長された新型ムーブメントを搭載し、更には耐久性の向上を目的としてセラミック インサートが用いられたほか、外観だとタイポグラフィと針のデザイン、そしてストラップの形状が新しく。
今回リリースされたモデルは全部で8モデルありますが(いずれもケース径は42ミリ)、まずこちらは「BR 03 DIVER FULL LUM CERAMIC(825,000円)」。
ベル&ロスらしいフルラム(全体が発光する)文字盤を持ち、ケース素材は独自のハイテクセラミック。
このハイテクセラミックは傷つきにくく快適な装着感を持ち、さらに手触りがソフト、そして体温に馴染みやすく冬場に装着したときにも「ひんやりしない」という特徴も。
その硬度はダイヤモンドに匹敵し、軽量かつアレルギー反応を引き起こしにくいという性質も併せ持っています。
そして次はBR 03 DIVER BLACK MATTE CERAMIC(759,000円)。
こちらはベル&ロスらしい「オールブラック」仕様を持っており、そのデザインモチーフはステルス艦と探査機器だと紹介されています。
BR 03 DIVER BLACK STEEL(671,000円)はサテンとポリッシュ仕上げを組み合わせたケースを持ち、コントラストが強い仕上がりに。
ベゼルのインサートには今回のニューモデルから「セラミック」が用いられています。
BR 03 DIVER BLUE STEEL(671,000円)はステンレススティールケースの「ブルー版」で、美しいサンレイ文字盤が印象的。
なお、これらステンレススティールモデルはほかブランドの腕時計がどんどん値上がりする中、ベル&ロスらしい良心的な価格設定を維持していると思います。
BR 03 DIVER WHITE STEEL(671,000円)に採用されるのはマットな質感を持つホワイト文字盤。
ベル&ロスではかなり珍しい仕様ですね。
BR 03-92 DIVER TARAは世界限定999本の限定モデルで、「タラ オセアン財団」とのパートナーシップによって特別にデザイン・製造されたもの。
ほかモデルとは異なり300メートルという高い防水性能を持ち、ケーズ素材はブルーセラミック、ベゼル、リューズ、文字盤もブルーという統一感のある仕上がりとっており、一方で秒針、そしてファブリック仕様の換えストラップはコントラストカラーのオレンジです(時針と分針のデザインも専用である)。
ケース裏面には海洋調査スクーナー船「タラ号」が刻まれます。
こちらのBR 03-92 DIVER BLACK & GREEN BRONZE(748,000円)もまた999本のみの限定バージョンで、ポリッシュおよびサテン仕上げのブロンズ製のケースとアビスグリーンの文字盤がなんともエレガント。
こちらのBR 03-92 DIVER WHITE BRONZE(660,000円)も999本のみの限定生産となっており、素材はブロンズ、ベゼルもブロンズながらもインサートはセラミックではなくアルミニウム(セラミックでこのブラウンの色味を再現することが難しかったのかもしれない)。
文字盤はパールホワイト、ストラップはレザーというエレガントなスペックを持ち、裏面にはかつての潜水具をモチーフにしたイラストが刻まれます。※このブロンズケースは当事の潜水具の素材にちなんでいる
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参照:Bell & Ross