もはやピザの配達は不可能に
ドバイ拠点にて展開している「VRカスタムズ」が、ピザ配達バイクを究極カスタム。
ドバイでは毎年「バイカーズ・カフェ(Bikers Cafe)」なるコンテストを開催しており、参加者に同じバイクを与えてカスタムを競わせるというイベントを開催(楽しそう!)。
そして今年の優勝者が画像のカスタムバイクを作り上げた「VRカスタムズ」というわけですね。
パーツはスズキ、ヤマハなどからの「寄せ集め」
元のバイクはこのHero Xtreme 150(インドのメーカーがリリースしているもの)というもので、インドではこれにピザ配達用のボックスを取り付けて配達するのが一般的だそう。
なお、今回優勝したVRカスタムズ(アランとマークの人組)によると、「我々はショップではない。ただ2人で地下のガレージでバイクを作るのを楽しんでいるだけだ。しかし、今回改造するバイクを与えられたのは我々プライベートチームにとっても大きなチャンスだった」とのことで、これが本業ではない様子。
↓ちなみにベースとなるバイクはこれ
コンテストの条件は「エンジンはノーマルのまま」ということだけだそうで、彼らはフレームを改造してストレッチ&ハードテイル仕様へと変更。
さらにはエンジン搭載位置を変更し、オイルキャッチタンクも新造した上でターボチャージャーも追加(エンジンそのものに手が入っていないのでボルトオンターボはOK?)。
フロントフォークとブレーキシステムはスズキGSX-F750から移植したものでフロントの17インチホイールはホンダCRFスーパーモトから頂戴したもの。
リヤホイールはホンダCRFスーパーモト、ホイールは18インチサイズでやはりホンダCRF MXから。
タイヤは前後それぞれレース用となっています。
カウルはMVアグスタのレプリカ、タンクは他のカスタムバイクから拝借したもの、そしてシートは自作したフレームにホンダCB750カフェレーサー用を載せており、「寄せ集め」ではあるものの素晴らしい統一感が出ている、と思います(全然ごちゃごちゃしていないので、かなりカスタムバイクを作り慣れている)。
さらに彼らは「改造用のパーツはたくさんストックしてあった。我々が購入したのはカウルとターボキット、そしてリヤタイヤだけだ」と語っており、日常的にバイクを分解してカスタムしまくっているであろうこともわかりますね。
VRカスタムズのひとり、マーク氏は「我々が作るバイクはレースやサーキットを走るためのものだ。実際にこのバイクは多くの時間をドラッグレースに費やしてきた」とのことですが、彼らはただ単にバイクとスピードを愛するバイク&カスタムフリークであり、その集大成がこのバイク、と言えそうです。
あわせて読みたいカスタムバイク/コンセプトバイク関連投稿
戦闘機モチーフ。あまりにイカツいバイク「FA-13コンバットファイター」「P51コンバットボンバー」
ドゥカティをハードにカスタムしたビルダー登場。ディアベルを面影がないほど改造
工業デザイナーが「ケーニグセグ・モーターサイクル」公開。アウディ”Union2017”も
「サムライ・モーターサイクル」登場。なぜか東欧のデザイナーが日本をイメージ
凄いの出た。テーマは”メタル”、アメリカより新興バイクメーカー「ヴァンガード・モーターサイクル」
VIA:RideApart