| 本当に噂通りで驚いた |
たまたまホテルの横にイケアがあったので、立ち寄ってみることに。
なお中国語表記でIKEAは「宜家」となるようですね。
ちなみに中国では「アルファベットのみ」の社名や店名は基本的にNGで、唯一の例外が「ZARA」。※国がそれを禁止している他、愛国心の強い中国人がすぐに「アルファベットのみ」の表記にクレームを入れる
休憩やベッドで寝るのは「イケア公認」
なお、中国のイケアというと「おいてある家具を自分の家のものであるかのように使う」ことで有名ですね。
イケアはもともと「まとめ買い」を促進するために、そのディスプレイを「部屋丸ごと」のように行うことで知られ、つまり「部屋を模した一角をつくり」テーブルやソファ、棚などを配置しています。
そんな「部屋風ディスプレイ」ですが、日本のイケアではさすがにそこで落ち着く姿はまず見られず、しかし中国では「そこに住んでいるかのように」馴染んでいる様子が見られるのが中国ならでは。
こちらはキッチン風ディスプレイのダイニングテーブルに着いて女子会をする人たち。
ソファ売り場でくつろぐ人々。
ソファにはもれなく人々が座っていますね。
ほか、オフィス風ディスプレイにおいてあるデスクで仕事をしている人々や、ベッド売り場で寝ている人々、そしてそういった人々が起きた後の「布団がぐちゃぐちゃになった」ベッド、売り物のぬいぐるみで遊ぶ子供など、とにかくカオス状態(あまり写真を撮れる状況ではなく、そういった画像がないのが残念)。
こちらは猫ベッド(本来はドール用)。
展示方法も日本とはやや異なり、色々とフリーダムなところがあります。
イケアはもともとCIを強く意識している企業で、その国々であまりローカライズしないことでも知られますが、こと中国に関しては異なるようで、かなりな裁量を与えている模様。
なお、イケアの家具を自由に使用したりベッドで寝るのは「中国イケア公認」だそうで、これは「あちこちでくつろぐ習慣がある中国文化を尊重したため」とされています。
そしてフードコーナーにおいても、おなじみホットドッグに加えて中国っぽい「串もの」がたくさん。
これらを購入する人々が多く(売上のかなりの割合を占めるらしい)、店内での休憩を禁止するとフードコーナーに来るお客さんも減ってしまうので、イケアとしては「休憩もやむなし」としているのでしょうね。
↓よく見るとこっそり人が座っている
なお、イケアで撮影会をしている「インスタ女子(中国ではインスタグラムは使えないので別のサービスですが)」も多数。
ちょっときれいなディスプレイや豪華な家具があるところではガッツリ撮影をしていますが、おそらくこれは「街中に撮影スポットがないから」。
ここ広州は上海とは異なって街並みがさほど美しくなはなく、小洒落たカフェもないので、もしかするとイケアが「一番入りやすく、いちばんイケてる」撮影スポットなのかも。