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ランボルギーニ・ウルスがSUVとしては異例のペースカーに。LM002との関連性を示す動画も公開

2018/05/29

| SUVがペースカーとして使用されるのは極めて珍しい |

ランボルギーニ・ウルスが「世界最速のワンメイクレース」、スーパートロフェオシリーズのペースカーへと就任(ランボルギーニのFacebookより)。
ポルシェはル・マン、メルセデスAMGはF1、シボレーはコルベットをインディへとペースカーとして提供しているものの、「SUV」をペースカーに起用する例は極めて珍しく、これにはランボルギーニによる「ウルスのサーキット走行性能」をアピールする狙いがあるのかもしれませんね。

これでニュルブルクリンク挑戦の下地作り?

スーパートロフェオ・ヨーロッパシリーズはすでにモンツァ、シルバーストーンの二戦を終え、残るはミサノ、スパ・フランコルシャン、ニュルブルクリンク、バレルンガの四戦となりますが、ウルスは残り四戦に登場する、とのこと。

スペック等の詳細は未公開ではあるものの、おそらくはノーマルのまま、しかしリアフェンダーを強調するようなラッピング、そしてスポンサーロゴが車体に貼られていることがわかりますね。

なお、ウルスはサーキットにてウラカンよりも速いラップタイムを記録したとも伝えられ、ニュルブルクリンクに挑戦するとも伝えられていますが、まずはペースカーとしてそのオンロード性能をアピールすることになりそう。

ランボルギーニCEOがウルスとLM002について語る

加えてウルスにつき、ランボルギーニCEOであるステファノ・ドメニカリ氏が「ウルスとLM002との関連性」について語る動画が公開。
LM002は1986年に発売されたSUVで、カウンタックと同じ7.2リッターV12エンジンを搭載。
元祖「高級SUV」と考えることもでき、ウルスの「祖先」にあたるクルマですね。

そしてLM002を語る上で外せないのが「チーター(左)」。
LM002のタイヤは相当にデカいと思っていたものの、チーターはそれを遥かに上回る大きさ(この二台が並ぶ図は珍しい)。

これはまだランボルギーニがクライスラー傘下にあった際、米国政府の委託を受けて「軍用車」として開発したもの。
結局は採用に至らず、しかし開発に費やしたコストを回収せねばということで企画されたのがLM002、ということになります。

ただ、チーターをそのまま発売するのではなく、エンジン搭載位置をミッドからフロントへ移動させるなど、大幅な変更が加えられており、チーターからLM002までは9年という歳月の開きがあって、そのぶん開発が難航したこともわかりますね。

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