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ポルシェ、スバルがリコール届け出。スバルはXV/フォレスターに対してのべ7万台超、最悪の場合は走行不能に

2019/12/03

| ポルシェのエアバッグは「勝手に」動作したり、必要なときに動作しなかったり |

スバル、そしてポルシェがリコールを発表。
スバルは「フォレスター」「XV」に対してブローバイガス還元装置とリアサスペンション、ポルシェは911、ケイマン、ボクスター、パナメーラに対してエアバッグに関する内容を届け出ています。

なお、エアバッグというと「タカタ」絡みを連想しますが、今回はプログラムに起因する誤作動とのことで、タカタとは関係がないようですね。
ここで、それぞれの内容を見てみましょう。

ポルシェがプログラム不具合でリコールを行うのはめずらしい

まずはポルシェですが、対象となるモデルはけっこう多く、パナメーラ、パナメーラ4、パナメーラ・ターボ、パナメーラS、パナメーラ4S、パナメーラGTS、パナメーラS Eハイブリッド、911カレラ、911カレラS、911カレラ4、911カレラ4S、911カレラGTS、911カレラ4GTS、911タルガ4、911タルガ4S、911タルガ4GTS、911ターボ、911ターボS、911GT3、911GT3RS、ボクスター、ボクスターS E、ボクスターGTS、、ボクスター・スパイダー、ケイマン、ケイマンS、ケイマンGTS、ケイマンGT4の計28車種。

不具合の内容としては下記の通りで、対策はエアバッグコントロールユニットのプログラム課買い替え、もし書き換えに問題があればコントロールユニットを交換する、とのこと。
ちなみにリコールのきっかけは「本国からの情報による」、そして本件に関する不具合件数、事故はともにゼロ。

対象となる台数は合計で1,222台、輸入対象期間は平成27年8月14日~平成28年7月4日だとアナウンスされています。

エアバッグコントロールユニットにおいて、電源用コンデンサのコーティング硬化工程が不適切なため、電源用コンデンサの耐久性が低いものがある。そのため、当該コンデンサが劣化するとコントロールユニットが誤作動し、最悪の場合、エアバッグ及びシートベルトテンショナが突然作動する、又は、衝突時に作動しないおそれがある。

国土交通省

スバル1件目は「サスペンションのコイル」破損

今回スバルは2件のリコール届け出を行っていますが、1件目はサスペンションのコイルスプリングに問題がある、というもの。
車両を点検し、実際に問題があればコイルスプリングを交換することになります。
リコール届け出までに、実際に問題があったのは374件、事故に繋がったのは幸いなことにゼロ。
内容としては「かなり珍しい」と思います。

対象となるのはフォレスターのみで、製作期間は平成25年3月25日~平成27年10月20日、対象台数は66,910台。

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リヤサスペンションのコイルスプリングにおいて、鋼材と塗装仕様の組合せが不適切 なため、コイルスプリング下部とショックアブソーバーのスプリングシート部に石等が噛み こんで塗膜が損傷すると、コイルスプリングが腐食することがある。そのため、腐食が進 行し、最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがある。

国土交通省

スバル2件めは「ブローバイガス還元装置」

そしてスバルのもう一件のリコールはブローバイガス還元装置。
これはスバルに限らず他メーカーでも時々リコールが届け出られていますね。
対策についてはバルブを良品と交換することになる、とのこと。

対象となるクルマはXVとフォレスターの2車種で、製作期間は平成30年7月3日~平成30年10月22日、対象となるのは14,433台。
なお、本件については、すでに届出済みのリコールに対し、あらたに判明した対象車両を追加したものとなっています。
これに関して実際に確認できた不具合は1件、事故に繋がった案件はゼロ。

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ブローバイガス還元装置において、PCVバルブの材質が不適切なため、クランクケ ース接続部の耐久性が不足しているものがある。そのため、当該接続部の破損により燃 焼室にエンジンオイルが浸入し燃焼、マフラーから多量の白煙が発生して、最悪の場 合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。

国土交通省

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