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「予約開始直後に注文が5万台」集まったとされる新型テスラ・モデルY。はやくも上海ギガファクトリーにて生産が開始、納車予定が3月から2月に「前倒し」

「予約開始直後に注文が5万台」集まったとされる新型テスラ・モデルY。はやくも上海ギガファクトリーにて生産が開始、納車予定が3月から2月に「前倒し」

Image:Tesla

| 昨年、モデルYは中国で最も売れたクルマとなり、テスラはその人気を確固たるものとしたいはずである |

ライバルが多数追い上げる中、今後の動向に注目が集まる

さて、テスラは新型モデルY(コードネーム”ジュニパー”)を発表していますが、今回早くも上海ギガファクトリーにて新型モデルYの生産を開始したとの報。

中国限定のローンチエディションの価格は253,500〜303,500元(現在の為替レートにて約490万円〜634万円)で、納車は2月下旬から始まる予定とアナウンスされています。

この発表はテスラの公式Weiboにて行われ、この記念すべき節目を祝うため上海ギガファクトリーでは従業員が集まり、祝賀イベントが開催されたことについても紹介されているので、テスラがこのクルマに大きな期待をかけていることがわかりますね。

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新型テスラ・モデルYは「2グレード展開」

この新型モデルYは「後輪駆動」「全輪駆動」の2グレードにて提供されますが、今回生産された「第一号」は全輪駆動そしてボディカラーはグレイシャーブルー。

そして納車時期の「2月下旬」は当初予定の「3月」からの前倒しでもあり、テスラが「1日も早く販売台数を積み上げたいこと」を伺えます。

AWDモデル(全輪駆動)

  • バッテリー:NMC製 78.4 kWh
  • モーター出力:331 kW(444 hp)
  • 0-100 km/h 加速:4.3秒
  • 航続距離(CLTC基準):719 km

RWDモデル(後輪駆動)

  • バッテリー:CATL製 LFP 62.5 kWh
  • モーター出力:220 kW(295 hp)
  • 航続距離(CLTC基準):593 km

なお、この新型モデルYに対する中国市場の興味は非常に強く、予約開始直後に5万件のオーダーが入ったという報道もあり、ここ最近ネガティブな報道が多かったテスラに光明をもたらすことになるのかもしれません。

参考までに、上海ギガファクトリーは同社最大の生産拠点であり、昨年のテスラ中国の販売台数は合計916,660台(輸出台数を含む)。
これはテスラ全体の販売台数(179万台)の約52%を占めており、中国市場が同社にとって極めて重要であることを示しています。

また、2024年には旧型モデルYが中国で最も売れたクルマとなり、中国市場におけるモデルYの圧倒的な人気が明らかとなっていて、テスラとしては新型モデルYにてこの人気をさらに加速させたいという意向を持っているのだと思われ、新型「ジュニパー」モデルYが中国市場でどのような反響を呼ぶのか、今後の動向に注目が集まるところでもありますね。

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参照:Tesla(Weibo)

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