
Image:Lamborghini
| もちろんランボルギーニ史上「もっともパワフルな」SUVである |
できればニュルブルクリンクにてタイムを競ってほしいものではあるが
プレミアムSUV市場を牽引してきたランボルギーニ・ウルスがついにその「頂点」へ。
2026年7月1日、サンターガタ・ボロネーゼにて、プラグインハイブリッド(PHEV)システムを搭載した超高性能ハイエンドモデル「ウルス SE ペルフォルマンテ(Urus SE Performante)」が世界初公開され、これは最高出力812馬力、最大トルク1000Nmという、ウルスの歴史上最も強力なパワーユニットを搭載したトップレンジです。※日本国内価格は3800万円、本日より受注開始
ランボルギーニによれば、直線の速さだけではなく、サーキットを限界で攻められる異次元の運動性能、さらには日常の快適性を超高次元で両立させたといい、競合ひしめくスーパーSUVセグメントにおいて、新たな絶対的ベンチマークを樹立したということになりそうですね。
ここでその詳細を見てみましょう。

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この記事の要約(30秒チェック)
- 頂点のスペック: 4.0L V8ツインターボ+モーターにより最高出力812CV、最大トルク1000Nmを発揮。0-100km/h加速は驚異の3.3秒、最高速度は312km/hに達し世界最速のスーパーSUVへ
- 驚異の軽量化: カーボンファイバーの大量採用とアクラポヴィッチ製チタンマフラーにより、PHEVでありながら先代SE比で32kgの軽量化を達成。パワーウェイトレシオはクラス最高の3 kg/馬力
- 革新の足回り: 新開発の「AURA」2チャンバー・2バルブ式エアサスペンションを導入。ロールを55%低減し、不快な振動を25%カット
- 超予測型6Dセンサー: ワンオフモデル「フェノーメノ」譲りの6DセンサーとIPB(インテグレーテッド・パワー・ブレーキ)がタイヤのグリップをリアルタイムで先読みし、ミリ単位の車両制御を実現
- 新モード「ラリー」: 従来の駆動モードに加え、未舗装路やグラベルで圧倒的なドリフトと快感を生み出す「Rally」モードを新搭載

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ランボルギーニ ウルスSE ペルフォルマンテ:車種概要
1. 「二つの心臓」が紡ぐ圧倒的なパワートレイン
ウルス SE ペルフォルマンテは実績ある4.0リッターV8ツインターボエンジン、そしてトランスミッションに配置された永久磁石同期モーターを組み合わせたハイパフォーマンスPHEV(プラグインハイブリッド)で・・・。
- システム総合出力: 812 馬力(596 kW)/ 6,000 rpm
- 最大トルク: 1000 Nm / 2,000 - 5,500 rpm
- EV航続距離: 60km以上(25.9 kWhのリチウムイオンバッテリーを荷室下に配置し、低重心化に貢献)
- EV最高速度: 130km/h以上
先代の純ガソリン版ウルス・ペルフォルマンテと比較して、146馬力・150Nmという大幅なパワーアップを遂げており、トランスミッションは専用にリセッティングされた8速ATを組み合わせ、トルクラグを極限まで排除している、とのこと。

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なお、ランボルギーニが属するフォルクスワーゲングループの資産を活用したPHEVシステムを採用していると思われるものの、ベントレーやポルシェに比較すると航続可能距離が「短い」ため、(軽量化を目的に)バッテリーサイズを縮小している可能性もありそうです。

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2. デザインコンセプトは「アドレナリンに形を与える」
ランボルギーニのデザインセンター「チェントロ・スティーレ」が手がけたスタイリングは、機能美とエモーショナルさが高次元で融合したもので・・・。
- フロントマスク: カウンタックや往年のヘリテージモデルを想起させるパワードーム付きの新型カーボンファイバー製ボンネットを採用。中央には機能的な「S-Duct」エアインテークを配置し、フロントの浮き上がりを抑え、冷却効率を向上させることに
- サイド&リア: ウルスの歴史上、最も多くの面積にカーボンパーツを使用。ワイドトレッド(+16mm)化に合わせた新造形のカーボン製ホイールアーチにY字スポークの23インチ軽量ホイールを格納し、リアにはカウンタック由来の六角形ジオメトリを採用したテール、航空機にインスパイアされた大型リアウイング、そしてウルス史上最大のリアディフューザーを装備

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画像を見るに、ベースとなるウルスSEに比較して大幅にスタイリングが変更されており、アグレッシブな雰囲気が増しているようですね。

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ルーには「Y」字が再現され・・・。

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リアウイングのサイドプレートにはボルトが露出しレーシーな雰囲気に(角度調整はできないようだ)。

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3. 「パイロット」になれるコックピットと最新HMI
インテリアはランボルギーニのDNAである「Feel like a Pilot(パイロットのような感覚)」を具現化しおり・・・。
- サステナブル素材である「CorsaTex by Dinamica」マイクロファイバーを標準採用(レザー仕様も選択可能)
- フラッグシップ「レヴエルト」からインスパイアされたグラフィックを持つ、新しい12.3インチのタッチスクリーンおよびデジタルメーターを配置。航空機をモチーフにしたメカニカルなスイッチ類や、カーボン製ベゼルをあしらった専用ステアリングが緊張感を高めている

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シート(表皮)デザインも刷新されているようですね。

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技術的ハイライト
ウルスSE ペルフォルマンテでは、目に見えない革新技術が足回りと電子制御に隠されていて・・・。
① 6Dセンサー + IPBによる「先読み(フィードフォワード)」制御
2025年のペブルビーチで発表されたワンオフモデル「フェノーメノ(Fenomeno)」のコア技術である「6Dセンサー」をSUVとして初採用。
前後・左右・上下の加速度に加え、ピッチ、ロール、ヨーの動きを車両の重心位置で正確に測定し、これとシンクロする「IPB(インテグレーテッド・パワー・ブレーキ)」システムは各ホイールとシャシーに配置された計8つの加速度センサーからのデータを元にしてタイヤのグリップ力や車体姿勢を100分の1秒単位で「予測」することに。
これらによって、従来のABSのような「滑ってから戻す」フィードバック制御ではなく、「滑る前に制動力を連続的に変化させる」フィードフォワード制御を行うことで制動パワーが10%向上、システム応答性が12%改善したといい、時速200kmからの制動距離は130m未満に縮小したうえ、レーンチェンジ時の車両応答速度も6%高速化されているのだそう。

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② AURAシステム(2K2V デュアルチャンバーエアサスペンション)
これは従来のシステムとは異なり、2つの空気室(2K)と2つの独立した制御バルブ(2V)を持つ新世代のエアサスペンションシステムで・・・。
- スポーツ・サーキット走行時: 上部のプライマリーチャンバーのみを稼働させ極めて高いバネレート(剛性)を確保。ロール(コーナリング時の車体の傾き)を55%も抑制し、地面に張り付くようなターンインを可能にする
- コンフォート走行時: バルブを開きセカンダリーチャンバーと接続することで空気容量を拡大し、路面の凹凸をしなやかにいなし、車内への不快な振動を25%低減

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ウルス SE ペルフォルマンテ主要スペック
| 項目 | 詳細スペック |
| エンジン | 4.0リッター V型8気筒 DOHC ツインターボ |
| ハイブリッドシステム | プラグインハイブリッド(PHEV) / 永久磁石同期モーター |
| システム総合最高出力 | 812 CV (801 hp) @ 6,000 rpm |
| システム総合最大トルク | 1,000 Nm @ 2,000 - 5,500 rpm |
| バッテリー容量 / EV航続 | 25.9 kWh / 60 km以上 |
| トランスミッション | 8速オートマチック(Recalibrated) |
| 駆動方式 | 4WD(電子制御センタークラッチ + トルクベクタリング・リアデフ) |
| 車両重量(欧州認可値) | 2,473 kg(ウルス SE比 -32kg) |
| パワーウェイトレシオ | 3.0 kg / CV (セグメント最高峰) |
| 0 - 100 km/h 加速 | 3.3 秒 |
| 0 - 200 km/h 加速 | 10.8 秒 |
| 最高速度 | 312 km/h |
| エキゾーストシステム | アクラポヴィッチ(Akrapovič)製軽量チタンマフラー(標準装備・先代比 -10kg) |

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競合比較と市場でのポジショニング
ウルス SE ペルフォルマンテの登場により、ハイエンド・パフォーマンスSUV市場の勢力図は完全に塗り替えられたと言ってよく・・・。
主要ライバルとのスペック比較
- フェラーリ・プロサングエ(Ferrari Purosangue):あえてターボもハイブリッドも持たない「6.5L V12自然吸気エンジン(725馬力)」にこだわり、高回転域の官能的なサウンドとエモーションを追求。ラグジュアリーGTの延長線上にあるフェラーリに対し、ウルスは「アクラポヴィッチ製チタンマフラー」による独立2系統の独立型ツインサウンドとPHEVならではの圧倒的な1000Nmのトルクによる暴力的な加速、そしてサーキット重視の「Corsa」モードやハードコアなオフローダーにもなれる「Rally」モードを備えるなど、より「多才なスポーツ性」によって差別化
- ポルシェ・カイエン・ターボEハイブリッド(Porsche Cayenne Turbo E-Hybrid):同じフォルクスワーゲングループのプラットフォームを共有するハイブリッドSUV(739馬力)ではあるものの、ウルス SE ペルフォルマンテは独自の「6Dセンサー」やチタンパーツ、そして「3 kg/CV」という徹底した軽量化セッティングにより、カイエンを大きく突き放す運動性能とブランドの独占性を手に入れる

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結論
「40年前、ランボルギーニは伝説のLM002で『スーパーSUV』という概念を発明しました。そして今日、このウルス SE ペルフォルマンテによって、そのコンセプトは文字通り『頂点』へと達したのです」
―― ステファン・ヴィンケルマン(アウトモビリ・ランボルギーニ会長兼CEO)
ウルス SE ペルフォルマンテの誕生は、単なる既存モデルのアップデートにとどまらず、重量がかさみがちなハイブリッド(PHEV)化を受け入れながら、それを補って余りある軽量化技術、そして物理法則を無視するかのような「6D予測制御」「AURAサスペンション」という”デジタルの魔法”によって、「ランボルギーニらしさ」をさらに純化させた傑作ともいうべき存在です。
平日は静かにEVモードで都市部をクルージングし、週末はサーキットで縁石を攻め立て、そのまま未舗装のラリーステージへと飛び込んでスライドコントロールを楽しむ――。そんなすべてのワガママを「最高峰の品格」で叶えてくれるこの1台は、現在の自動車工学が到達した、まぎれもないSUVの最高到達点と言えそうですね。
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