| ハマーH1をさらにハードに |
ハマー(HUMMER)H1をカスタムするショプが登場。
ハマーH1は「H2」「H3」とは異なって軍用車がベースとなり、生産は1992年から2010年の間に行われています。
これをカスタムするのは「Mil-Spec Automotive(ミルスペック・オートモーティブ)」で、名前からして完全にハードですね。
内容としては内外装の変更、エンジンの大幅アップグレード等々ですが、ただでさえタフな軍用ハマーがさらにスパルタンに。
快適性も大幅向上
ハマーH1は米国軍が使用する軍用車「ハンヴィー/HMMWV=High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle(高機動多用途装輪車)」をベースにAMゼネラル社が製造して販売したもの。
もとはというとアーノルド・シュワルツネッガー氏の依頼によって民生用に転用された、と言われます。
なお「H2」はGMから発売されたクルマですが、ベースはシボレー・タホなので軍用とは無関係(外観をハマーH1風にしていある)。
「H3」はシボレー・コロラドがベースとなっていて、H2よりも小さなサイズを持つことに。
ちなみに軍用の「ハンヴィー」はまだ生産が継続されていて、アメリカ政府がほかの国へと販売するなどまだまだ「現役」。
ハマーH1のベース、「ハンヴィー」をアメリカ政府が世界中に輸出。なお価格は1台2200万円
アーノルド・シュワルツェネッガー氏が自身の車をEV化。前回のGクラスに続き今回はハマーH1
トゥパックの乗っていたハマーH1が競売に。へビーデューティ仕様にカスタムされたフェス仕様
ハマーH1は2010年に製造が打ち切られたものの、製造元のAMゼネラルにはまだまだハマーH1のパーツが余っていて、これを元GM副会長のボブ・ラッツ氏が買い取ってVLFオートモーティブへと生産を委託し、これを「ハンヴィー(HMMWV)Cシリーズ」として中国などで販売する、とも報じられていますね(実現したかどうかは不明)。
今回の「ミルスペックH1」について、エンジンは6.6リッター・ターボディーゼルへ。
オリジナルのH1には195馬力/300馬力のエンジンがあるものの、3.5トンともいわれる車体を引っ張るにはパワーが不足しているとも言われ続けていたためか、この新エンジンはなんと出力500馬力。
さらにはサスペンションを独立懸架としており、快適性を大きく向上させているようですね。
オーディオやエアコンも完備、外装だとLEDランプを装備するなど「イマ風」な部分も見られます。
ボディ形状は2ドアハードトップ、ピックアップ等5種類から選ぶことができ(スラントバック、4ドアオープン、4ドアワゴンもあると思われる)、インテリアに使用されるアルミニウムは航空機グレード、シートに採用されるレザーにはミルスペックのものが使用されている、とのこと。