ライカが待望の新型デジタルカメラ「ライカ TL2」を発売。
従来の「TLシステム」から操作性や速度、質感を向上させたものとなり、ボディはアルミニウムからの「削りだし」。
ライカというとハッセルブラッド共々「憧れのブランド」ですが、正直価格が異常に高いのが困りもの。
両方とも販売店や販路が厳しく制限され、「ネットで安いものを」という買い方ができず、基本的には「定価販売」となっています。
ぼくが現在使用しているカメラはソニーのDSC-RX1という製品で、これはなかなかの優れもの。
現時点では特に不満はなく、あるとすれは「フォーカスが思ったところに合いにくい」「接写が難しい」「レンズの蓋を取るのが面倒(オートシャッターではない)」というところですが画質や使い勝手には満足しており、さすがにフルサイズのセンサーは違うと感じるところ。
よってここから買い替える「必要」があるかどうかということになりますが、ちょっとここでDSC-RX1とライカTL2とを(気になるところだけ)比べてみましょう。
ライカTL2:136×33×69mm※レンズなし
ソニーDSC-RX1:113.3x65.4x69.6mm
重量
ライカTL2:399グラム※レンズなし、ライカ ズミクロン TL f2/23mm ASPH.だと186グラム
ソニーDSC-RX1:482グラム
撮像素子
ライカTL2:23.6x15.7mm(APS-Cサイズ) CMOSセンサー 総画素数2496万画素
ソニーDSC-RX1:35.8x23.9mm CMOSセンサー 総画素数2470万画素
ISO 感度
ライカTL2:100~50000
ソニーDSC-RX1:100〜25600
レンズ
ライカTL2:f2、35切り換算※ライカ ズミクロン TL f2/23mm ASPH.の場合
ソニーDSC-RX1:f2、35ミリ
ざっとみて見ると、サイズ感や重量はおおよそ同じ(ライカTL2に単焦点レンズを選んだ場合)。
ただしセンサーサイズはRX1の方が大きくなっています。
しかしライカTL2はレンズ交換が可能なのが特徴で、ここは固定レンズ採用のRX1とは大きく異なるところ。
カメラ本体が約25万円、レンズが243,000円なので非常に高価ということになりますね。
そのほかにもピントを合わせる(フォーカスの)速度、起動の速度向上、操作性の向上、タッチパネルの感度向上などいろいろな進化があるようですが、このあたりぼくは旧TLを使用していたわけではないので、実際はRX1との比較となりそうです。
ほかに気になるのはそこまでの価格を出す価値があるのかということ、細かいことですがカメラに直接USBケーブルを差し込んで充電できるのかどうか、ということ。
充電については「荷物を減らすことができる」という意味では結構大きな問題とも言え、一度この辺りは画質共々、ライカストアで実際に確認してみたいと思います。