ステアリングホイールにはトイレ便座の3.6倍のバクテリアが住み着いている
さて、FOX NEWSで報じられた「ステアリングホイールはトイレの便座よりも汚い」としたニュースが話題に。
これによると、トイレの便座ではバクテありコロニーの数が平均172であるのに対し、ステアリングホイール上のバクテリアコロニーはなんと629、カップホルダーは506、シートベルトは403。
車内を定期的に掃除する人は多くない
これはちょっと驚くべき数で、さらにFOX NEWSでは「年に一回でもインテリアを洗浄する人は32%(32%もいるのに逆に驚かされますが)しかいない」として警鐘を鳴らしています。
なお、とくに危険なのはステアリングホイールなどに「他人から乗り移った」自身では抵抗力のないバクテリアだと考えられ、となるとカーシェアリングやレンタカーにて借りたクルマは「自分のクルマよりも危険」なのかも。
よって、そういった例では除菌スプレーや除菌ウエットティッシュを使用するほうがいいのかもしれません(ぼくはそういったことには無頓着だけど、これからは注意しようと思う)。
それはともかくとして、ステアリングホイールが「汚れやすい」のは周知の事実で、とくにカラーの薄いレザーを巻いたステアリングホイールを持つクルマに乗る人にとっては悩みのタネかも。
ぼく自身、明るいカラーのインテリアが好みなので「明るい色のステアリングホイール」を選ぶことが多々あり(後に張り替えることも)、そういった場合にやはり気になるのが「ステアリングホイールの汚れ」。
ステアリングホイールのレザーは「スムースレザー(ツルっとしているやつ)」であっても「シボつき(デコボコした質感のあるやつ)」であっても凹凸が存在し(スムースレザーでも目に見えないレベルで存在する)、そういった凹凸の凹んだところに汚れがたまると一気に汚れて見えることに。
なお、ステアリングホイールの「テカり」について、ウレタン製の場合は「摩耗」が主な原因ですが、レザー巻きステアリングホイールについては「凹凸の凹んだところに汚れが詰まったもの」が原因だとも言われているようですね。
そして、凹んだところに入った汚れは「拭けば拭くほど」奥に入ってゆくので、ぼくはステアリングホイールについて、「定期的に拭いて表面上の汚れを取る」ほか、そういった汚れやテカりが気になったとき、細い毛足を持つブラシを使用してステアリングホイールを「洗う」ようにしています。
走行9000キロのポルシェ718ケイマンのステアリングはこれくらい汚れている
そこで、普段乗っているポルシェ718ケイマンのステアリングホイールはどれくらい汚れているのか?と気になり、まずは軽く拭いてみることに。
まだ「洗う」ほどの汚れはないと考えているので今回はササっと拭いてみたわけですが、ぼくがステアリングホイールの汚れを取る際に使用するのは「ブレーキパーツクリーナー」。
銘柄はどこのものでも一緒だと考えていて、しかし重要なのは「揮発性」であること。
つまり水性のクリーナーは使用しないということになり、代わりにジッポーオイルやシンナー、ベンジンでもOKです(ただしこれらは強力すぎてレザーや、その上に使用された顔料を傷める可能性もあるので要注意)。
そして使用する布は「凹凸の隙間にも入りやすいよう、毛足が細かいもの」つまり起毛処理が施されたマイクロファイバー。
こちらがステアリングホイールを拭いてみた状態ですが、けっこう汚れていることがわかりますね(肉眼だと、画像以上に汚れが確認できる)。
こういった状況を見るとちょっと怖くなる部分もあり、シフトレバーやドアインナーハンドル、その他スイッチなども同時に軽く清掃。
加えて全体的にファブリーズをスプレーしています(ファブリーズ自体は以前からけっこう使用している)。