さて、ぼくはルイ・ヴィトンの腕時計「タンブール・レガッタ・クロノグラフ」を使用していますが、これの電池が切れてしまい、電池交換を余儀なくされることに。
ぼくはこのタンブールを購入する際、「クォーツか自動巻きか」で迷い、しかしこのタンブールは使用頻度が高いであろうこと、となると複雑時計なのでオーバーホール費用がかさむであろうことを考慮し、「維持費が安いであろうクォーツ」を購入しています(機械式腕時計は意外と維持費が高い)。
意外とルイ・ヴィトン・タンブールは狂う
ただ、いくつか誤算があり、一つは「狂う」こと。
そしてもう一つは「電池の寿命が短く、交換費用が高価」なこと。
「狂う」ということについては「クォーツ」ということを考えると許容できる範囲を超えており、ただし修理に出してからはちょっとマシに。
この範囲だと「許容できるレベル」と考えていて、これ以上は望むまい、と考えています。
「電池の寿命が短い」という点については、おおよそタンブールの電池寿命は(ルイ・ヴィトンによると)2〜3年。
国産クォーツ時計に比べると「けっこう短い」と考えており、それはいいとしても電池交換費用が「7000〜15000円(モデルによる)」となっています。
なおタンブールは(モデルによると思いますが)特殊な構造を採用しており、裏蓋を開けるのはまず普通の腕時計店では不可能。
ちゃんとした技師のいる阪急百貨店の腕時計修理コーナーでも「これは無理」と言われてしまい、やむなく(高額なことは予想できたので、できれば避けたかった)ルイ・ヴィトンのカスタマーセンターに連絡することになりましたが、そこで出てきた見積もりが15000円だったわけですね。
加えて電池交換にかかる期間は「一ヶ月くらい」で、これも一般的な腕時計メーカーに比べると異例に長い期間と言えます。
それでもタンブールは魅力的
この辺りは「想定外」ではあるものの、購入する前に確認しておけばよかったな、というところ(維持費を確認せずに大排気量のSUVやスーパーカーを買ってしまったようなもの)。
ただ、維持費を事前に確認していたとしてもやっぱりタンブールを購入していただろうなとは考えており、非常に気に入っているのも確かです。
なお、ルイ・ヴィトンは腕時計市場については「新参者」ですが、グループにあのゼニスを従えており、腕時計参入に当たって用意した切り札が「エル・プリメロ」。
エル・プリメロはロレックス・デイトナはじめ多くの腕時計(クロノグラフ)に採用されていた名機(ムーブメント)ですが、ルイ・ヴィトングループにゼニスが吸収されたことで「門外不出」となってしまい、ロレックス始め各メゾンが「自社ムーブメント開発」を余儀なくされた、という事件も記憶に新しいところ。
加えてルイ・ヴィトンは自身が「その市場における新参者」ということがわかっており、従ってそのビハインドを考慮してか保証期間も「5年」と長くなっています(出ないと古参メーカーに対する信頼性状の優位性がない)。
これはけっこう消費者にとって有用であると考えており、この期間であればクォーツであろうと機械式であろうと「狂う」ようになればオーバーホールしてもらえるということになりますね。
実際にぼくはそれで無償修理をしてもらっているのですが、これは「購入後4年目」という、通常の腕時計であれば保証がとっくに切れている期間であり、「かなり助かった」部分。
この「4年目の無償修理」を考えると、まあ3年に一回くらいの「15000円」は仕方ないかとも考えており、加えて電池交換完了後は「使用しないときは必ずリューズを抜いておこう」と決心した次第です。
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