ブガッティ創業者の息子、ジャンの没後100周年に捧げる記念モデル
CGアーティスト、Nakul Lathkarさんの作成した、「ブガッティ・ジャン(BUGATTI JEAN)」のレンダリング。
これはブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティ氏の息子、ジャンが1939年に自動車事故で去った「没後」100周年となる2039年モデルとしての考案で、当然ながら「未来のブガッティ」ということに。
オープンコクピット、まさに「走るためだけ」の車
ブガッティらしい2トーンカラーを持ち、優雅でありながらもダイナミックなボディラインは非常に魅力的。
どこからどう見てもブガッティという印象がありますが、本当に「2039年モデルのブガッティ」はこうなっているのかもしれません。
まだまだ先行き不透明ではあるものの、このまま自動運転が普及してゆけば、自動車は完全に「公共パーソナルモビリティ」「移動のためだけの手段」となってしまう可能性があり、となると「個人で自動車を所有する」「個人で自動車を楽しむ」ということが完全に過去のものとなる可能性も。
ベントレー「将来自動車がどう変わろうとも、自分で車を所有し高級さを求める人々は必ずいる。絶対にだ」
ジャガー「自動車の個人所有が過去のものとなる時代が来る」。2040年モデル「フューチャー・タイプ」発表
それでも一部の人々は「自動車で楽しむことをやめない」と思われますが、これは「馬」と同じ。
かつては移動手段や輸送手段の主役であった「馬」が自動車にとってかわられたのち、馬は個人で所有することが一般的ではなくなり、しかし「競馬」「乗馬」として別の方面にてその存在意義が与えられ、一部の人々に愛されることに。
同様に、いかに将来自動車が「完全自動運転」になったとしても、「自分で車を所有し、運転する人たち」はかならずいる、と思うのですね。
そういった人びとが乗る車は逆に「単なる移動手段」「モノを運ぶ」という要素が排除され、競馬ウマのように「サラブレッド」的な存在となるのではないか、とも考えています。
自動車がこの世に誕生して、人びとが最初にしたことは「モノを運ぶ」ではなく「自動車同士の競争」であったと言われますが、未来の(個人で所有する)自動車は「一周回って」誕生初期のように、純粋に「乗ることを楽しむ」ものになるのかもしれません(実際にそうであってほしい、とは思う)。
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