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EVなのにフロントグリルはデカかった!BMW コンセプトi4の公式画像がこちら

2020/03/03

| すでにこのグリルは見慣れてしまったが |

BMWは先日「コンセプトi4」のティーザー画像を公開していますが、今回そのオフィシャルフォトと思われる画像が出回ることに。
最近のBMWは、市販モデルを発売する前に「コンセプトなんとか」と称してそのプレビューモデルを発表することが多く、今回もやはりそういった一例なのは間違いなさそう。
かつ、BMWは比較的コンセプトモデルに近い状態で市販モデルを投入してくるため、今回のコンセプトi4から「そう遠くない」ルックスで市販バージョンのi4が登場することになるのだと思われます。

新世代のiシリーズは「普通のBMW寄り」に?

なお、BMWはこのコンセプトi4につき、ダイナミックなデザイン、広い室内を持つスポーティーな4ドアグランクーペだと表現。
「i」と名がつくだけに、おそらくはピュアEVとしての登場になると思われますが、画像を見るとi3やi8で採用されたストリームフローデザインとは決別しており、これまでのiブランドよりは「普通のBMWに近づいた」という印象もありますね。

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ただ、iブランドとしての矜持を保つためか、サイドやリアディフューザーにはエレクトリックブルーのアクセントが用いられていることもわかります。
リアフェンダー上には給油口のようなものも見えますが、テールパイプの存在も確認できないので、このコンセプトi4は内燃機関を積んだPHEVではなく純然たるEVだと思われ、よってこれは「充電ポート」なのでしょうね。

BMW-i4-ConCept_6

そしてフロントグリルはコンセプト4でも採用された、縦長の超大型グリル。
コンセプト”i”4はEVなので本来はグリル不要のはずですが、BMWは巨大キドニーグリルをひとつのブランドアイデンティティだと位置づけているため、「エアは吸わずとも」キドニーグリルは必要だということなのでしょうね。

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なお、市販モデルのi4は2モーター搭載にて530馬力を発生するとされますが、つまりこれは現行M3/M4よりも高い数字。
よってi4は相当に高いパフォーマンスを発揮するEVだと考えて良さそうです(i8は347馬力なので、これよりもずっとパワフル)。

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ボディ形状には美しいクーペスタイルを採用していますが、EV専用設計であればセンタートンネルが不要であり、フロントのバルクヘッドも前に押し出せるので、「ガソリン車ではとうてい実現できない」ような広い車内を持っているのかもしれませんね。

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現在ウワサされるスペックだと、バッテリー容量は80kWh、一回の満充電あたり走行可能距離は600キロ。
35分でバッテリーの80%までチャージでき、6分あれば100km走行分の充電が可能だと言われています。

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BMW コンセプトi4のインテリアはこうなっている

こちらはコンセプトi4のインテリア。
非常にシンプルなデザインを持っていて、エレガントとすら言える仕上がりに。
なお、ステアリングホイールは、BMWが好んでプロトタイプに採用するディープコーン(ただし市販バージョンでは、いつも普通の形状となる)。

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インテリアの各パーツはマットな色調を持つゴールド、そしてスワロフスキーが採用。
おそらくパネルやシートなどは再生素材などサステイナブルを意識したものだと思われます。

おそらくi4市販モデルの価格は「安くはなく」、よって高級感を演出しなければならないものの、現在の環境そしてEVということを考えるに、これまでのように「高級=重厚」という路線を採用するわけにもゆかず、いかにシンプルかつ無駄のない構成にて、価格を納得させることができる高級感を出すかが”新世代の高級車”に求められることなのでしょうね。

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