
| たしかにランボルギーニというと「ブラックとゴールド」のイメージはあるが |
さて、ここ最近北米にて複数台のランボルギーニ・シアンFKP37が納車になったと報告されていますが、今回は「ロンドン」てに。
これら画像は現地の老舗エキゾチックディーラー、HRオーウェン(最優秀ディーラー賞を獲得)が公開したもので、限定生産63台のうちの3台のみがイギリスへと割り当てられ、そのうちの2台がここに集結した、ということになりますね(ランボルギーニ全体におけるイギリスの販売比率を考慮すると、ちょっと少ないように思える)。
ランボルギーニ・シアンFKP37は「超」希少なクルマ
ランボルギーニ・シアンFKP37は「電光」「雷光」を意味するシアン、そしてランボルギーニをフォルクスワーゲン傘下に収めて復活に導いたフェルディナント・ピエヒ氏のイニシャルと誕生年をその名にもつ限定車。
クーペモデルであるシアンFKP37は63台、オープンモデルのシアン・ロードスターは19台のみが生産されます(ランボルギーニの創業年である1963年にちなんでいる)。

そのデザインもさることながら、最大の特徴は「ランボルギーニ市販車初のハイブリッドシステム採用」ということで、アヴェンタドールSをベースとしながら、6.5リッターV12エンジンにスーパーキャパシタとエレクトリックモーターを追加することでシステム合計808馬力を発生。
0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は実に350km/hに達するという、名実ともにハイパーなクルマです(金額も3億円超とかなりハイパー)。

ロンドンに到着したランボルギーニ・シアンFKP37は一味違った
そして今回公開された、ロンドンへと到着したシアンFKP37ですが、これまでに公開された個体とは異なるカラーリングを持っている模様。
シアンFKP37、シアン・ロードスターともに「顧客の要望に応じ、内外装をフルオーダーメイドにて」作成されるため、一台として同じシアンは無いと認識しており、それぞれの個性が出ているのは面白いところでもありますね。

こちらのシルバーの個体について、ボディーカラーはグリージョ・ニンバス、そしてアクセントカラーはロッソ・マルス。
ルーフはエクスポーズド(柄の見える)カーボンファイバー、インテリアにはブラックにレッドのアクセントが用いられている、とのこと。

おそらくは、以前に「プライベートジェットにて、ランボルギーニ本社まで完成した自分のシアンFKP37を見に行った」オーナーさんの車両だと思われます。
そしてこちらのブラックの個体は一層ユニークで、メタリックブラックのボディカラーにゴールド(オロ・エレクトラム)のアクセント。
インテリアもブラックとゴールドにて統一されているようですね。

フロントフードとドアには「63」レターが入り、ホイールにもゴールドが採用されており、かの「JPS」カラーを連想させます。

なお、現時点では「イギリスにて3台めの」シアンFKP37はまだ到着しておらず、つまりは製造中なのだと思われますが、その3台がショールームに並ぶ日もそう遠くないのかもしれません。
