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ランボルギーニが自社の博物館にて写真展「The Industrial Perspective」を開催。普段見れない「工場の内側」がアートへと昇華

ランボルギーニが自社の博物館にて写真展「The Industrial Perspective」を開催。普段見れない「工場の内側」がアートへと昇華

Image:Lamborghini

さて、ランボルギーニが自社の博物館(ランボルギーニ・ミュージアム)にて、イタリア人写真家ルクレツィア・ロダによる新たなモノグラフィック写真展「The Industrial Perspective(産業的視点)」を開催すると発表。

この展示は世界芸術の日である4月15日に開始され、ランボルギーニいわく「今回の展覧会は、ランボルギーニというブランドが紡ぐ文化的ストーリーの新章となり、アートと産業、そして地域社会を結びつけるミュージアムの取り組みをさらに強化するものです」。

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工業の現場が舞台の“美”

この展示は、2024年に開催されたランボルギーニ60周年記念展「Dreamaway – Lamborghini through the eyes of the world(夢の彼方へ:世界の目を通したランボルギーニ)」の成功に続くもので、実際のところ2024年にランボルギーニ・ミュージアムは、イノベーションやデザイン、そして自動車文化の発信拠点として、過去最高となる17万2,000人の来館者(前年比26%増)を記録しています。

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Image:Lamborghini

今回「写真」を担当する(1992年生まれの)クレツィア・ロダは演劇写真を活動のバックグラウンドに持つといい、しかし近年では産業の現場に焦点を当てたヴィジュアル・リサーチを開始しています。

その独自の視点で切り取った作品群は、ミュージアムを彩るランボルギーニの名車たちとともに展示され、普段は立ち入ることのできない工業の舞台裏を”まるで旅するよう”に体験できる構成になっているそうで、ランボルギーニのファンにはたまらない展示内容となっているようですね。

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Image:Lamborghini

視覚が語るストーリー

クレツィア・ロダの作品では、色彩や意味の連なりによって、ランボルギーニの世界と他の産業領域がリンクされ、光・形・質感・空気感といった要素が「対比、時に調和しながら」新たなつながりを生み出している、と説明されています。

「機能だけでなく“形”や“光”が存在し、そこに物語がある空間に足を踏み入れたときの感動を表現したかったのです。私の視点は、秩序と混沌、精密な生産システムと予測不可能な空間の表情との間を行き来しています。ランボルギーニを撮るということは、“生産”が“ビジョン”へと昇華する世界に入るということでした。」

クレツィア・ロダ

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Image:Lamborghini

工場が“劇場”になる

クレツィア・ロダのレンズは単なる記録を超え、生産現場を“体験”として再構築することとなりますが、力強い光と色のコントラスト、そして構図の厳密さが「工場を“素材が命を持つ劇場”へと変貌させる」ことに。

なお、ランボルギーニはこの展示に限らず「アート」との結びつきを日常的に強めており、昨年秋にランボルギーニ・ミュージアムを訪問した際にも多数のアート作品が展示され、ぼくに強い印象を残しています。

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「ランボルギーニは常に“ビジョン”“革新”“創造性”の象徴であり、それは私たちのクルマだけでなく、ブランドを語るアート作品にも反映されています。今回の展覧会を通じて、多くの来場者に“生産という宇宙”の美しさを届けたいと考えています。」

ランボルギーニ マーケティングディレクター クリスチャン・マストロ

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ランボルギーニ博物館での「最新の展示」を紹介する動画はこちら

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参照:Lamborghini

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