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【試乗:マセラティ・グラントゥーリズモ〜前編】ますます「ワル」な外観に磨きがかかる。デザインが一新された2018年モデル

2018/01/20

| 10年ぶりの刷新となるグラントゥーリズモ |

さて、フェイスリフトを受けたマセラティ・グラントゥーリズモ2018年モデルに試乗。
新型マセラティ・グラントゥーリズモ最大の特徴としては「新しくなった内外装」。
外装はピニンファリーナのデザインにマセラティが最新のエッセンスを加え、「アルフイエーリ」風、そしてギブリやレヴァンテとも共通するデザインに。
内装だと大きくアップデートされたインフォテイメントシステムや8.4インチディスプレイが目を引くところ。

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フェイスリフトで「アルフィエーリ風」に

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なお、マセラティ・グラントゥーリズモは2016年に生産を終了し、新型へと移行する予定だったものが「フェイスリフトを受けて継続生産」されるという、極めて異例の対応が取られています。
これにはグラントゥーリズモの販売好調、そして生産工場であるモデナの雇用維持が理由として報じられていますね。
グラントゥーリズモの初登場は2007年なのですでに「10年選手」ということになりますが、今なお色褪せない輝きを放つ車だとも言えそうです。

マセラティ・グラントゥーリズモのスペックを見てみよう

グラントゥーリズモ最大のキモはその「エンジン」。
フェラーリによって開発され、組み立てもフェラーリによって行われるもの。
現在フェラーリのV8モデルが「ターボ」に移行してしまったため、非常に貴重な「フェラーリ製大排気量NAエンジン」を積んでいる車となっています。

マセラティ グラントゥーリズモ(2018)

ボディサイズ:全長4910/全幅2055/全高1380ミリ
ホイールベース:2940ミリ
エンジン:4.7リッターV8
トランスミッション:6速MCオートマティック
出力:460馬力
0-100キロ加速:4.8秒
最高速度:299km/h
燃費:6.7km/L
価格:1890万円

マセラティ・グラントゥーリズモの外観をチェックしてみよう

グラントゥーリズモならではの「突き出た」印象を持つフロント。
グリルがアルフィエーリ風に。

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ティーポ60/62「バードケージ」由来の3連エアベント。
マセラティは「3人兄弟」によって創業されたためか、「3」をモチーフにしたデザインが多い模様。
Cピラーの「トライデント(銛)」もやはり「三叉」ですね。

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フロントグリルやスポイラーは新形状となり、ダウンフォースとブレーキの冷却性能を向上させた、とのこと。
実際に「エンジンパワーは同じ」でも最高速が時速3キロ向上しており、エアロダイナミクスは確実に向上していると言えそうです。

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ヘッドライトは「ブラック」が選べるように。

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テールパイプもブラック仕上げ。

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ホイールもブラックを選択可能に。
ブレーキキャリパーは標準でレッド、ブレーキキャリパーはスチール製。
ブレーキローターのハウジング部分とディスク部分には「隙間」があり、かなり軽量な作りであることがわかりますね。

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リアバンパー形状も変更され、リアディフューザーがかなり高い位置にまで。
これによってダウンフォースが強化されていると思われますが、これも最近流行中となる手法のひとつ。

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なお、全体的にこれが純正状態(オプション付きですが)とは信じられないほどの格好良さ。
これまでグラントゥーリズモを購入した人が行ってきたであろう人気カスタムを純正オプションで選べるようになったという印象ですが、そのあたりマセラティは「わかってる」と言えそうです(テールランプが”スモーク”だったら完璧だった!)。

他の画像はFacebookのアルバム「マセラティ グラントゥーリズモ」に保存しています。

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